「FXがきっかけで自殺した人はいる?」「破産するのが怖くて手を出せない」と考えている人も多くいらっしゃるでしょう。
結論から言うと、FXが原因で自殺をしてしまった人がいるのは事実です。
この記事では、FXで破産してしまった人やFXが原因で自殺をしてしまった人の実話をご紹介します。その上で、自殺に追い込まれないようにするためにはどうすれば良いのかについてもしっかり解説していきますので、是非参考にしてください。
目次
FXで自殺した人の体験談
FXは始めるハードルが低く、18歳以上であれば誰でも簡単に始めることができます。
しかし、FXは誰もが簡単に大金を稼げる魔法のツールというわけではありません。FXを始めても、知識やスキルがなければ損をしてしまいます。ここでは、FXで破産や自殺をした人の体験談についてご紹介します。
何回考えただろうか
最悪の事態を
死にたい 自殺
Twitterから引用
お父、鬱病になる
自殺未遂
ギャンブル(FX)依存で入院
Twitterから引用
自殺を考えています。
YAHOO!の知恵袋から引用
FXやその他諸々で、3000万円の借金があります。家族(子供2人)とは離婚し、残り預金はあと7万円。
現在39歳。返済は絶望的です。
会社を退職して消費者金融で自宅を担保に1000万借りて突っ込み惨敗。
取り立ても毎日来ます。
もし自殺するなら、その取り立ても道連れにしてやるつもりです。
FXが原因で自殺をした人は主に次のような共通点があります。
- 損切りのタイミングが遅すぎた
- 無茶なハイレバ取引をした
- ビギナーズラックを自分の実力だと勘違いしてしまった
これらが原因でFXで負けてしまい、お金がなくなって追い込まれていく人が多くいます。FXで負けて自殺をしてしまった人の失敗談を無駄にしないように原因や対策を理解しておきましょう。
FXで自殺・破産に至る3つの原因
FXはお金を稼ぐことができる一方で、リスクも高く、誰もが簡単に稼げるものではありません。勝っている人がいるのなら、もちろん負ける人もいます。FXで負ける原因、自殺・破産に追い込まれる原因を解説します。
FXで自殺・破産に追い込まれるには、主に3つの原因があります。
- 為替の暴落
- ハイレバ取引
- FXのために借金をする
これらの原因がとても多くあります。正直な話、為替の暴落に関しては運要素も含まれます。しかし、ハイレバ取引や借金に関しては、あなたの知識や行動次第で十分に防ぐことが可能です。
これらの原因を理解しておくことで、自殺・破産に至ることを防ぐことができます。それでは、それぞれの原因について詳しく説明していきます。
為替の暴落
1つ目は、為替の暴落です。
FXで負ける最大の原因は、為替の暴落と言われています。ベテラントレーダーは為替の動きをしっかり予測した上で取引をすることができますが、それでも為替の暴落で損する人はいます。初心者はなおさらです。
為替の動きを完璧に予測できる人はいません。そのため、知識やスキルが十分にあったとしても、時には防ぎようがないこともあります。
特に、ハイレバレッジで取引をしている場合は注意が必要です。ロストカット値を大きく上回る為替の暴落が起こった場合は、強制ロストカットが追いつかず、大きな損失を出してしまうことがあります。
実際にハイレバ取引をしていて、一度の取引で何十万、何百万円の損失を出してしまうこともあります。資金に余裕のある人はこの後の取引で取り返すことは十分可能でしょうが、資金に余裕のない人は一度で破産に追い込まれてしまうこともあります。
ハイレバ取引
2つ目は、ハイレバレッジでの取引です。
レバレッジ取引は、少ない資金で大きな金額を稼ぐことが可能なとても便利な仕組みです。しかし、もし負けてしまった場合は、損失もレバレッジの分拡大してしまうというリスクもあります。
そのため、ハイレバレッジでの取引には注意が必要です。特に初心者で「一度に多くの金額を稼ぎたい」「最近調子が良いから思い切ってレバレッジを上げよう」と考えている人は危険です。
ハイレバレッジにすればするほど、大きな金額を稼ぐことができるチャンスがある一方、損失が大きくなる可能性もあります。FXで大切なことは、いかに損失を少なくするかです。万が一のことを考えて、自分の資金と実力に合ったレバレッジを選びましょう。
FXのために借金をする
3つ目は、FXのために借金をすることです。
FXはビジネスであり、確実に稼げる方法はありません。知識やスキルをどれだけ身につけても、どんなに経験を重ねても負けることはあります。もちろんベテラントレーダーでもです。
そんなFXをするために、借金をするのは絶対にやめた方がいいです。借金をして負けてしまえば、借金がどんどん膨らんでしまいます。また、借金をしてFXをすると、絶対に負けられないという緊張感から冷静な判断ができなくなります。その結果、損切りのタイミングを失って損失が拡大するなんてこともあり得ます。
また、借金だけでなく、生活費やこれから使う予定のあるお金に手を出すのもNGです。借金と同様に、負けられない緊張感から判断を誤ってしまったり、手元から必要なお金がなくなってしまったりします。FXをするときは、万が一なくなっても困らないお金を使いましょう。
FXで自殺・破産しないためには?
FXで自殺・破産に至る原因について説明してきました。これらの原因を理解しておくことは非常に重要なことです。
次に、FXで自殺・破産しないための5つの対策について紹介していきます。
- 損切りを必ず行う
- レバレッジをかけない
- 借金・生活費には手を出さない
- ポジションは極力持ち越さない
- バルサラの破産確率を理解する
これらの対策を行うことで、自殺・破産に追い込まれることはなくなるでしょう。FXの取引で負けてしまうことはあっても、自殺・破産を考えるような大きな損失は防ぐことができるはずです。
それでは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
損切りを必ず行う
1つ目は、損切りを必ず行うことです。FXにおいて大事なことは、リスクや損失をできるだけ少なくすることです。そのために必要なことが損切りです。損切りとは、損失を抱えている状態で取引をやめて今抱えている損失を確定することです。
損切りをするということは、損失を出してしまいます。しかし、為替が回復することを願って損切りしないでいると、損失がどんどん拡大してしまうこともあります。そのため、回復しないだろうと判断したときには、損失をこれ以上拡大させないために損切りをする必要があります。
この損切りのタイミングがとても難しいです。ベテラントレーダーは自分の基準やルールを作って損切りのタイミングを決めていますが、初心者はそれがなかなかできません。損切りは損失を確定させる行為なので、怖くてなかなかできないのです。
初心者は、まず自分のルールを決めることから始めましょう。これ以上含み損を抱えたら損切りをする、という風に決めておけば大きな損失を防ぐことができます。
レバレッジをかけない
2つ目は、レバレッジをかけないことです。レバレッジをかけないで取引すれば、損失を最小限に抑えることができます。レバレッジをかけると、勝った時に得る利益は大きくなりますが、一方で負けたときに出る損失も大きくなります。
大きな利益に目がくらんで、レバレッジをかけることは破産につながりかねません。しかし、レバレッジなしで取引をするとなると、最低でも10万円以上の資金は必要になってくるでしょう。
資金に余裕のある人はレバレッジなしの取引がおすすめですが、資金に余裕がない人や初心者はレバレッジをかける場合は低い倍率に設定しましょう。低レバレッジであれば、損失はそこまで大きくはなりません。最初はレバレッジをかけるとしても3~5倍までにしましょう。
経験を十分に積んで取引に慣れてきた人は、レバレッジをかけるのも作戦の一つになってきます。しかし、損失を最小限に抑えるためにはレバレッジをかけないのが一番です。レバレッジを使う際は十分に気を付けてください。
借金・生活資金に手を出さない
3つ目は、借金・生活費に手を出さないことです。FXが原因で自殺・破産に追い込まれる人は、借金や生活費に手を出してる人が多くいます。前述した通り、借金や生活費に手を出してしまうと、負けられないという緊張感から冷静な判断ができなくなり、負ける確率が高くなってしまいます。
その結果、さらにお金がなくなって借金が増えてしまい、悪循環になってしまいます。FXをするときは、万が一なくなっても困らないお金を使ってください。FXで確実に勝つ方法はなく、負けることも十分にあります。
FXに使えるお金がなくなった場合は、借金や生活費に手を出さずにFXをやめましょう。それが自殺や破産を防ぐ一番の方法だと思います。
ポジションは極力持ち越さない
4つ目は、ポジションを極力持ち越さないことです。
FXでは、チャートを見ることのできない時間に取引をすることはとても危険です。チャートを見ていない間に為替が急暴落した場合に即座に対応することができないからです。そのため、ポジションは極力持ち越さないようにしましょう。
FXには、数日から数週間かけて取引を行なうスイングトレードや、数か月から数年かけて取引を行なうポジショントレードという手法もあります。しかし、これらの日をまたぐトレードは初心者におすすめしません。また、自殺や破産のリスクを小さくしたい人にもおすすめしません。そのような人たちは、スキャルピングやデイトレードでコツコツ稼ぎましょう。
バルサラの破産確率を理解する
5つ目は、バルサラの破産確率を理解することです。
バルサラの破産確率とは、FXにおいて使われる数学理論のことです。「取引での勝率」「利益と損失の比率(損益比率)」「一回の取引で失う最大損失と総資金の比率(資金率)」の三つの要素を用いて計算します。感覚だけでも破産しそうだなというのは感じ取れるかもしれませんが、感覚だけで取引を続けるのは非常に危険です。そのために、バルサラの破産確率を用います。
計算方法を説明します。
- 勝率を計算する
- 損益比率を計算する
- 資金率を計算する
- バルサラの破産確率表と照らし合わせる
1.勝率を計算する
勝率の計算式は以下の通りです。
(勝率)=(勝った取引数)÷(総取引数)×100
2.損益比率を計算する
損益比率は以下の計算式で求められます。
(損益比率)=(平均利益)÷(平均損失)
また、平均利益と平均損失は以下の計算式で求められます。
(平均利益)=(総利益)÷(総取引数)
(平均損失)=(総損失)÷(総取引数)
3.資金率を計算する
資金率とは、一回の取引で許容できる損失のことを指します。計算式は以下の通りです。
(資金率)=(損失の許容額)÷(取引総資産)×100
4.バルサラの破産確率表と照らし合わせる
バルサラの破産確率表です。計算して出した勝率と損益比率の交わる部分があなたの破産確率になります。破産確率が0でない場合は、なるべく0を目指すようにしましょう。
FXで失敗して自殺するくらいなら自己破産をしよう!
万が一、FXで多額の借金を背負ってしまった場合は、「自己破産」をすることができます。自己破産と聞くと、怖いイメージや社会復帰ができなくなるなんてイメージを持つかもしれませんが、そんなことはありません。むしろ、自殺するよりはよっぽどましです。
FXはギャンブルと混同されて借金を免除するこのできない「免責不許可事由」といわれることもあります。しかし、FXは裁判所が免責を認める「裁量免責制度」があるため、免責が下りる場合が多くあります。
自己破産をするメリットは2つあります。
- 全ての債務の支払い義務が免除される
- 手続き開始後は債権者は強制執行できなくなる
自己破産をすれば、全ての借金の支払いが免除されることが一番のメリットでしょう。また、債権者からの給料差し押さえなどの強制執行も停止することができます。免責許可が下りれば、靭性を再建することも可能です。自殺する前に自己破産について考えてください。
FXで自己破産できないケース
FXで多額の借金を抱えても、自己破産をすれば借金の返済義務がなくなるからと言って、誰もが簡単に自己破産できるわけではありません。自己破産できないケースを4つ紹介します。
- 自力で3年以内に返済できるケース
- 直近7年以内に再度破綻するケース
- 自己破産の手続き中に投資をするケース
- 自己破産前にクレジットカードの現金化を得売るケース
これらの場合は自己破産ができません。FXで多額の借金を背負い、自己破産しようと考えている人は、免責許可が下りるかどうか確認しておきましょう。
それぞれについて詳しく説明していきます。
自力で3年以内に返済できるケース
1つ目は、自力で3年以内に返済できるケースです。
そもそも自己破産ができる人は、「借金を返済する能力がない人」に限られます。少額の借金や自力で借金を返済する能力のある人は免責許可が下りません。借金を返済する能力があるかどうかの判断の目安は、自力で3年以内に返済できるかどうかです。
具体的な例で見てみましょう。例えば、1000万円の借金があったとします。この人は毎月手取り60万円の収入があるとします。この場合には、この人は3年以内に借金を返済できる可能性があると判断され、自己破産はできないでしょう。
一方、同じく1000万円の借金があったとし手も、手取りが30万円の収入しかない場合には、全額をつぎ込んだとしても3年以内に自力で返済することはできません。この場合は、免責許可が下りて自己破産できるでしょう。
自己破産の目安としては、返済能力や持っている資産によって異なる場合があります。誰でも自己破産ができるわけではないことを理解しておきましょう。
直近7年以内に再度破産するケース
2つ目は、直近7年以内に再度破産するケースです。
自己破産は何回までしかできないという決まりはありません。しかし、法律により二度目の自己破産は一回目から7年以上経過していることが必要です。同様に、3回目の自己破産であれば、2回目の自己破産から7年以上経過していることが必要です。
7年以内に再度破産してしまうと、反省の色が見られないという判断がされます。また、再度破産するときに前回と同じ理由では免責許可が下りない場合があります。
自己破産は、する側は借金がなくなり良い思いをしますが、債権者側は損するだけの制度です。そう簡単に何度もできるものではありません。7年以内に自己破産している場合は、再度自己破産ができないことを覚えておいてください。
自己破産の手続き中に投資をするケース
3つ目は、自己破産の手続き中に投資をするケースです。
手続き中に投資をしてしまうと免責許可が下りない場合があります。FXが原因で自己破産している人は、FXの取引が中毒になっている場合があります。しかし、手続き中に取引をしていると、手続きで不利になってしまいます。
ましてや、さらに借金して取引をしようとするのは論外です。反省の色が見えないと裁判所から厳しい注意を受けることになります。自己破産する場合は、免責決定が出るまではおとなしく過ごすのが良いでしょう。
自己破産前にクレジットカードの現金化をするケース
4つ目は、自己破産前にクレジットカードの現金化をするケースです。
クレジットカードの現金化とは、クレジットカードで買った商品を売却して現金を手に入れる方法です。買取式やキャッシュバック式などの種類があります。良い印象を与えるようなものではありませんが、法律的に違法ではありません。
しかし、クレジットカードの現金化をすると、自己破産はできなくなります。クレジットカードの現金化は、破産法の「不当な債務負担行為」に見なされ、免責許可が下りなくなります。字破産前にクレジットの現金化をするのは絶対にやめましょう。
FXで自己破産できない場合は個人再生を利用しよう
FXで多額の借金を負って自己破産の手続きをしたが、免責許可が下りなかったというケースもあるでしょう。そのような人は、自己破産ではなく「個人再生」を利用しましょう。
個人再生とは、裁判所に再生計画の認可決定を受けて、借金を大幅に減らしてもらう手続きのことです。個人再生では、大幅に減額した借金を3年かけて分割払いで返済します。一般的には、もとの借金の金額の5分の1程度まで減額されます。
自己破産では、全ての借金の返済義務がなくなりますが、個人再生では、借金は大幅に減額されますが一部の借金の返済義務は残ります。また、自己破産では高価な財産は没収されますが、個人再生では財産が処分されることはありません。
自己破産と個人再生の違いをまとめてみます。
自己破産 | 個人再生 |
---|---|
借金は全額免除 | 借金の一部のみ免除 |
財産が処分される (自由財産は除く) | 財産の処分はない |
自宅不動産は残せない | 自宅は処分されない |
資格制限あり | 資格制限なし |
自己破産ができなかった人は個人再生も検討してみましょう。
FXで自殺する前に自己破産するやり方
次に、自己破産をする方法を紹介します。
借金が多くなって自殺したくなるような状況でも、自己破産をすることができれば借金がなくなる可能性があります。自殺する前に自己破産の申請をしてみましょう。
- 弁護士に相談・依頼をする
- 弁護士が債権者に受任通知を送る
- 申し立ての必要書類を準備する
- 申し立てをする
- 自己破産の手続きを開始する
自己破産の手続きまでの流れはこんな感じです。それぞれについて補足説明をします。
弁護士に相談・依頼をする
自己破産をしようと考えている人は、まずは弁護士に相談する必要があります。弁護士と話し合い、債務整理の方法や、自己破産ができるかどうかなどを判断してもらいます。
この時の注意点ですが、弁護士に相談するときは隠し事や嘘は一切つかないでください。ここで隠し事をすると、本来は自己破産できたとしても、できなくなる可能性があります。
弁護士が債権者に受任通知を送る
弁護士に自己破産を依頼すると、弁護士は債権者に受任通知を送ります。受任通知とは、弁護士が債務者の代理人になったことを通知する文書です。これにより、債権者と債務者は直接的なやり取りができなくなります。
申し立ての必要書類を準備する
申し立てに必要な書類はたくさんあります。それらを準備します。
- 自己破産申立書
- 免責許可申立書
- 住民票・戸籍謄本
- 債権者一覧表など
申し立てをする
必要書類を用意したら、それらを居住地管轄の地方裁判所に提出します。裁判所に書類を提出すると、自己破産を見問えるかどうかの審理が始まります。この時に債務者本人が出頭する必要があります。
自己破産の手続きを始める
審理に問題がなければ、自己破産の手続きが始まります。
自己破産の手続きをする際に、隠し事や嘘などの虚偽申告が見つかった場合、免責許可が下りなくなる場合があります。隠し事は一切しないようにしましょう。
FXに失敗して自己破産を選択する際の注意点
FXで借金が膨らんで自己破産をすると、借金の返済義務がなくなります。しかし、自己破産するときに注意点があるので覚えておいてください。
- 財産を処分されてしまう
- 保証人に支払い義務が発生することもある
- ブラックリスト入り
- 特定の仕事や資格に制限がかかる
自己破産は借金が全額免除される分、それ相応のデメリットもあります。これらがどうしても嫌な人は個人再生を選択するのがいいでしょう。
財産を処分されてしまう
1つ目の注意点は、財産を処分されてしまうことです。
自己破産をすると、高価な財産は処分されてしまいます。もちろん、全ての財産が没収されるわけではありません。生活に最低限必要なものや、効果ではないものは残されます。処分される財産の例を紹介します。
- 99万円以上の現金
- 不動産
- 高価な財産(車 / 貴金属 / 証券など)
どうしても処分されたくない財産がある場合は、個人再生を検討しましょう。
保証人に支払い義務が発生することもある
2つ目は、保証人に支払い義務が発生することがあることです。
自己破産をすると、連帯保証人に支払い義務が生じる可能性があります。例えば、奨学金を返済していない人が自己破産をする場合に、保証人である親に一括請求することができます。「連帯保証人だからって無理やり借金を背負わされた」ということを聞いたことがあるかもしれないがそれはこのパターンです。
連帯保証人には家族や親しい友人など、身近な人を選ぶことがほとんどだと思います。保証人に相談せずに自己破産をすると、その関係性が崩れてしまうことがあるので十分に気を付けてください。自己破産をするときは、保証人に相談しましょう。
ブラックリスト入り
3つ目は、ブラックリストに入ることです。
自己破産や個人再生などの債務整理をすると、ブラックリストに入ります。ブラックリストに入ると、クレジットカードを作れなかったり、ローンが組めなくなったりします。それが10年間続くことになります。
ブラックリスト入りすることを覚悟する必要があります。
特定の仕事や資格に制限がかかる
4つ目は、特定の仕事や資格に制限がかかることです。
自己破産の手続き中は、弁護士や弁理士などの士業やお金を扱う職業などの一部の仕事に付けなくなり、一部の資格を剥奪されることもあります。
このような職業は、会社が官報を確認していることが多いので、バレる前に事故報告するようにしましょう。自己破産の手続き中の数か月間は、給食あるいは他部署への移動が余儀なくされます。
まとめ
FXで多額の借金を背負ったとしても、人生をやり直す、回復させる方法はあります。FXの借金が原因で自殺するのはまだ早いです。そこまで早まる必要はありません。
FXで借金を膨らませてしまったときは、弁護士に相談して債務整理をしましょう。自己破産をすれば借金が全額免除になります。自己破産ができなくても、個人再生をすることで借金が大幅に減額されます。
もちろん、FXで失敗しないように対策することが一番です。万が一FXで失敗したからと言って、すぐに自殺するのではなく、自己破産などの人生を回復させる方法を探しましょう。