XMのスプレッド&手数料は標準的なの?スワップポイントは?

この記事では、XMのスプレッドと手数料について解説していきます。

FX初心者の皆さんにとっては中々意識しづらい部分かもしれませんが、FXで安定して稼ぐために欠かせない知識です。

また、スプレッド・取引手数料と同じく重要なスワップポイントに関してもご紹介していきます。

 

 

XMのスプレッドは他の海外FXブローカーに比べて広いのか?

まずはXMのスプレッドに関して、下記の3つの点を解説していきます。

  1. XMのスプレッドは広い?狭い?
  2. XMの「実質のスプレッド」について
  3. XMでスプレッドが広くなりやすいタイミングはある?

それぞれについて見ていきましょう。

1.XMのスプレッドは「平均的~やや広い」くらいです

結論から言いますが、XMのスプレッドは他の海外FX業者と比べると「並~やや広い」くらいです。

ただし、XMのスプレッドは「変動制」ですから、あなたがこの記事を読んでいる頃にはどうなっているか分かりません。

とはいえ劇的にスプレッドが広いわけではありませんし、普通に取引するだけならそれほど不満に感じることはないはずです。

2.XMでは「実質のスプレッド」で考えましょう

XMは「XMポイント」というポイントサービスを行っています。

このサービスでは、1ロットにつき1020XMポイントを獲得することができます。

3XMポイント1ドルですから、「1ロットにつき3.36.7ドル」くらいがもらえると考えてください。

これを加味して考えると、XMの「実質のスプレッド」は「並」レベルと言っていいはずです。

3.XMでスプレッドが広くなりやすいタイミングは?

  1. 午前5~7時(日本時間)
  2. 経済指標発表時など

上記のタイミングではスプレッドが広がりやすいので気をつけましょう。

1.午前57時(日本時間)

このタイミングでは、日本・ロンドン・ニューヨークのマーケットが3つとも閉じているんですよね。

そのため「市場の流動性」がかなり落ちるので、スプレッドが広がりやすくなります。

2.経済指標発表時など

  • 米国雇用統計
  • 米国GDP成長率
  • 日銀金融政策決定会合

などの発表時には相場が激しく動くため、スプレッドが広がりやすくなります。

ただ、「相場が大きく動く=大きな利益が狙える」という事でもあるので、中級者以上のトレーダーならむしろ積極的にXMで取引すべきかもしれません。

XMの取引手数料について

XMにはスプレッドとは別に「取引手数料」というものがあります。

ただし、この取引手数料が発生するのは「ゼロ口座」のみです。

取引手数料のことも含めて、ゼロ口座の特徴を紹介していきますね。

  1. スプレッドはかなり狭い
  2. 取引手数料は平均レベル
  3. 色々と制限がある

1.スプレッドはかなり狭い

XMのゼロ口座のスプレッドはドル円で0.10.3pipsくらいですから、かなり狭い部類です。ただ、ゼロ口座のスプレッドも当然変動制ですので気を付けましょう。

2.取引手数料は平均レベル

すでに触れた通り、ゼロ口座ではスプレッドとは別に「取引手数料」が発生します。

XMの場合は、一律で「1ロット(10万通貨)につき1,000円」と設定されています。

(取引手数料は高くも安くもないという印象です)

ただし、「ゼロ口座のスプレッド+取引手数料」と「スタンダード口座のスプレッド」で比べれば、前者のほうが低くなる可能性が高いです。

つまり、「取引手数料があるので『実質のスプレッド』が劇的に低いわけではないが、スタンダード口座よりは低い」と言えます。

3.色々と制限がある

 しかし、XMのゼロ口座にはいくつかの制限があります。

入金ボーナスの対象外になる

ゼロ口座ではマックス150万円の入金ボーナスがもらえません。その代償として、スプレッド+手数料が低いという側面もあるかと思います。

XMポイントももらえない

同じくXMポイントもゲットできません。

XMではまずはスタンダード口座を作ろう 

  1. スタンダード口座を作る
  2. 入金ボーナスを獲得する
  3. トレードスタイルによってはゼロ口座を作る

というステップがおすすめです。

やはり入金ボーナスがもったいないので、いきなりゼロ口座を持つことはおすすめできません。

XMで「スワップポイント狙い」をするのはアリ?

続いては「スワップポイント狙い」の話です。

結論から言いますが、XMではスワップポイントでは稼ぎにくいです。

その理由は主に4つあります。

  1. 「両建てスワップポイント狙い」ができない
  2. スプレッドが大きなデメリットになる
  3. 値動きが邪魔をする
  4. レバレッジ規制もある

1.「両建てスワップポイント狙い」ができない

スワップポイントはロングポジションとショートポジションのそれぞれに発生します。

そのため、

両建てで「相場変動によるリスク」をゼロにする→スワップポイントだけを回収する

という手法が人気です。

ただし、これは「ロングのスワップポイント+ショートポジションのスワップポイント」がプラスになるケースでしか成立しませんよね。

XMの場合、該当する通貨ペアがないので「両建てスワップポイント狙い」をすることができません。

2.スプレッドが大きなデメリットになる

XMに限った話ではありませんが、「スワップポイントが大きい通貨ペアは、得てしてスプレッドが広い」ものです。

例えば、XMの「ユーロトルコリラ」のショートのスワップポイントは7000円くらいですが、スプレッドが20pipsもあります(参考:ドル円2.0pips程度)。

また、ショートのスワップポイントが900くらいの「ドルメキシコペソ」に関しては、なんと450pips前後となっています。

「スワップポイントでスプレッド分を取り返す必要がある」ので、実は結構難易度が高いです。

3.値動きが邪魔をする

また、スワップポイントが大きい通貨ペアは、相場変動が激しい傾向にあります。

通貨ペアによっては1時間以内に数百pips変動するケースが少なくありません。

つまり、「コツコツスワップポイントを貯める→相場変動によって一撃で失う」という可能性があるということです。

「両建てスワップポイント狙い」ができるなら、どんな大きな相場変動も気にしなくていいんですけどね。XMではそれができません。

4.レバレッジ規制もある

XMの最大レバレッジは1,000倍です。

スワップポイントはそれほど大きなものではありませんが、スワップポイントにもレバレッジがかかります。1,000倍に設定すればそれなりの利益効率になるはずです。

ですが、「スワップポイントが大きな通貨ペア」はレバレッジ規制がかかる場合があります。

例えば、ユーロトルコリラやドルトルコリラならマックス100倍、ユーロルーブルなら50倍……という感じです。

まとめ 

XMの「スプレッド+取引手数料」は「普通」くらいだと思います。

「見かけのスプレッド」はやや広いですが、XMポイントがあるので「実質のスプレッド」はもっと狭くなるという話でした。

それからスワップポイント。

XMは比較的「スワップポイント狙い」をしにくいFXブローカーだと言えます。

ただし、約定力は高いですし、レバレッジも最大1,000倍とかなり優秀です。

ですから、スワップポイント狙いではなく、普通の売買で安定して稼げるようになる事を目指すことをおすすめします。