MT4・MT5は世界で最も利用されているFXのプラットフォームです。
多くのFXトレーダーが、 MT4・MT5を使って大きな利益を得ています。それほどFXは夢のある金融商品なのです。
なぜFXは夢のある金融商品であるかというと、FXにはレバレッジという仕組みがあるからです。
国内FX業者の最大レバレッジは25倍なので、もし100万円手元資金があった場合、最大2,500万円の取引をすることができることになります。
手元資金の25倍の取引をすることができるということは、当然ですが発生する利益も25倍になるということです。
一方、MT4・MT5を利用するトレーダーの多くは、海外FX業者を利用しています。
海外FX業者の場合、業者によっては最大レバレッジが数千倍から数億倍と、国内FX業者とは桁違いです。
海外FX業者を上手く利用すれば、桁外れの利益を狙える可能性が高いということですね。
しかし、レバレッジをうまく活用するためには、証拠金についてしっかり理解しないといけません。
FXの証拠金には様々な種類がありますが、今回は、「必要証拠金」について説明します。
MT4・MT5を利用する際の必要証拠金についても分かりやすく説明しますので、是非参考にしてください。
目次
必要証拠金とは?
FXで言う必要証拠金とは、取引をするのに最低必要なお金のことを指します。
つまり、希望する取引量で取引するために必要なお金ということです。
この必要証拠金について理解していないとFXで利益を出すことはかなり難しいでしょう…。
なぜなら、必要証拠金は、FX最大の醍醐味であるレバレッジと密接な関係があるからです。
必要証拠金の計算方法
必要証拠金を理解することは、レバレッジを使いこなす上で非常に重要であると説明しました。
必要証拠金について理解するためには、まずは必要証拠金の計算方法について理解する必要があります。
必要証拠金は以下の計算式で簡単に計算することが可能です。
となります。
文字だけですと、何のことだか分かりにくいと思いますので、 実際に数字を入れて説明していきますね。
(レバレッジ: 25倍)1ドル100円の時に、10万通貨のボジション保有する場合
必要証拠金は、40万円になります。
(レバレッジ:1000倍) 1ドル100円の時に、10万通貨のポジションを保有する場合
必要証拠金は、1万円になります。
このように、レバレッジによって必要証拠金の額は大きく異なるのです。
必要証拠金が小さければ小さいほど資金効率が高いトレードということになる
必要証拠金が小さければ小さいほど、資金効率の良いトレードをすることができます。
つまり、必要証拠金が少なければ少ないほど、トレードの資金効率は高いということですね。
それはそうですよね。 先ほどの例でいうと同じ10万ドルの取引をするのにレバレッジ25倍の時には40万円必要なのに対してレバレッジ1,000倍の時に必要な資金はなんと 1万円で済むのです。
少ないお金で大きな取引をすることができれば、余剰資金を他のトレードに充てることもできます。
このように、資金効率が良いトレードであるかどうかを判断する際、必要証拠金は非常に重要なのです。
資金効率が高いトレードはリスクも高い…
資金効率の高いトレードには一見するとデメリットがないように思われるかもしれませんが、実は大きなデメリットがあります。
それは、リスクが高くなることです。
例えば、先ほどのケースのように1ドル100円の時にレバレッジ1,000倍で 10万通貨分の取引を、口座残高1万円の時に「買い」で行ったとします。
この時、ロスカットレベルが 50%の場合、 ロスカットラインは、なんと 1ドル99.95円です。
わすか5pips動いたらロスカットに引っかかってしまうことになります。
しかもロスカットラインにあたってしまうと残高の半分の 5,000 円が飛んでしまうのです。
このように資金効率の高いトレードはリスクも高くなることを知っておきましょう。
必要証拠金は、レバレッジをコントロールするうえで超重要
必要証拠金は、レバレッジと密接に関係することがわかっていただけたかと思います。
必要証拠金が少ない場合は、レバレッジ高いということになり、必要証拠金がたくさん必要な場合は、 レバレッジが低いということです。
レバレッジを取引ごとに調整できる場合は便利ですが、一律、同じレバレッジで取引をするFX会社もたくさんあります。
レバレッジを調整できないFX会社を利用する場合、口座残高とレバレッジのバランスを考えた実効レバレッジが重要になるのです。
実効レバレッジとは、実際に適用されているレバレッジの倍率のことをいいます。
実効レバレッジの計算式は次のとおりです。
- 実行レバレッジ=想定元本÷有効証拠金
- 想定元本 = 決済したときの為替レート × 取引数量 ÷ 必要証拠金
- 有効証拠金=預託証拠金±評価損益
※有効証拠金とは預けたお金(預託証拠金)に評価損益等を加えた金額のことです。
※必要証拠金とはポジションを保有するために最低限必要なお金のことです。
実効レバレッジを具体的に計算してみましょう。
- 預託証拠金100,000円
- 米ドル/円の買いポジションを10,000通貨保有
- 米ドル/円の買いレートは100円
- 現在の米ドル/円の売りレートは990円
- 想定元本=990円×10,000通貨=999,900円
- 有効証拠金=100,000円(預託証拠金)-100(評価損益)=99,900円
- 実行レバレッジ=999,990円÷99,990円=≒10倍
となります。このように実行レバレッジを調整して無理のないトレードをするようにしましょう。
MT4・MT5の必要証拠金の見方
MT4・MT5の現在の口座状況確認方法は、「ターミナル」ウインドウ内の 「取引」タブをクリックします。 「取引」タブ内では、の現在保有中のポジションの詳細を確認することができます。
取引タブ内で確認できる項目
- 注文番号…ポジションごとに割り当てられた番号
- 時間…約定した時間
- 取引種別…「買い」か「売り」か
- 数量…保有ポジション量
- 通貨ペア…取引している通貨ペア
- 価格…取引通貨ペアの現在レート
- 決済逆指値…逆指値価格(逆指値を入れている場合)
- 決済指値…指値価格(指値を入れている場合)
- 手数料…取引手数料
- 税…発生する税金(通常、税金は発生しないので0です)
- スワップ…スワップポイント
- 損益…現在の損益
となります。また口座残高状況を確認することもできます。
- 残高
- 有効証拠金
- 必要証拠金
- 余剰証拠金
- 証拠金維持率
口座残高状況で必要証拠金の確認をすることができるのです。
まとめ
今回は、必要証拠金とMT4・MT5での有効証拠金の見方について説明しました。
MT4・MT5は、世界で一番利用されているFXのプラットフォームです。
MT4・MT5を利用して大きな利益を狙いたい方は多いでしょう。
ハイレバレッジを利用することができる海外FX業者でMT4・MT5を利用すれば大きな利益を出すことは十分に可能です。
しかし、ハイレバレッジを使いこなすには、必要証拠金についてしっかり理解することが大切になります。
必要証拠金について、あまり意識されないトレーダーもいるかもしれません。
しかし、必要証拠金についてしっかり理解しないと、レバレッジを使いこなすはできません。
是非今回の記事で、必要証拠金についてしっかり理解していただき、MT4・MT5を利用して大きな利益をあげましょう。
多くの方が「億り人」になることを心から祈っております。