FXは、基本的に平日24時間取引することが可能な投資商品です。
いつでも取引をすることができる点は、非常にありがたいですよね。
最近はライフスタイルの多様化が広がってきており、日中だけしか取引できない金融商品だと取引が難しい方もたくさんいると思います。
そのため、スキマ時間や夜中に取引をして大きな利益を上げているトレーダーも多く見かけるようになりました。
また、FXはパソコンだけではなくスマートフォンで取引することもできるので、仕事中でもトレードすることができます。
このように非常に便利性が高いFXですが、FXで利益を上げるためには、どのFX取引ツールを利用するかが重要です。
FXソフトは数多くありますが、中でもダントツにおすすめなのがMT4・MT5です。
MT4・MT5は、世界で最も利用されているFXソフトでもあり、使いやすいチャートや豊富なテクニカル指標で多くのFXトレーダーから支持を得ています。
FXで勝ちたいのであれば、MT4・MT5の利用を真っ先に検討すべきです。
しかし、MT4・MT5を利用するだけではFXで勝つことはできません。FXで勝つためには、ロスカットやゼロカットに引っかからない事が非常に重要だからです。
ロスカットやゼロカットに引っかからないようにするためには、証拠金維持率というものについてしっかり理解しないといけません。
そこで今回は、FXで勝つために重要な証拠金維持率について詳しく説明します。
MT4・MT5の証拠金維持率の見方についても詳しく説明しますので、FXに興味がある方はぜひ参考にしてくださいね。
目次
そもそも証拠金とは!?
そもそも証拠金とは、FXを行うためにFX会社に担保として預けるお金のことです。
口座に入金したお金のことを、一般的には証拠金と呼び、ポジションを立てるために必要なお金のことを必要証拠金・必要証拠金や未決済・決済済みの損益を差し引いたものを有効証拠金と呼びます。
必要証拠金や有効証拠金についての詳しい説明に関しては別の記事でわかりやすく説明していますので、そちらを参考にしてくださいね。
証拠金維持率とは?
証拠金維持率とは、現在保有しているポジションが、口座残高に対してどのくらいの比率を占めているかを表すものです。
証拠金維持率についてしっかり理解していないと頻繁にロスカットにかかってしまうことになります。
ロスカットやゼロカットに引っかからないために証拠金維持率についてしっかり理解するようにしましょう。
証拠金維持率の計算方法
この章では証拠金維持率の計算方法について説明します。
- 有効証拠金…口座に入金したお金±含み損益
- 必要証拠金…ポジションを建てるために最低必要なお金
になります。有効証拠金と必要証拠金については、別の記事で詳しく説明しているのでぜひ参考にしてくださいね。
証拠金維持率について計算式だけだとわかりにくいと思いますので具体的な例で説明していきます。
①有効証拠金50万円 必要証拠金10万円の場合
このケースの有効証拠金は500%になります。
②有効証拠金50万円 必要証拠金100万円
このケースの有効証拠金は50%になります。
③有効証拠金100万円 必要証拠金250万円
このケースの有効証拠金は25%になります。
証拠金維持率は、簡単に計算できることがわかっていただけたかと思います。
とはいっても電卓で計算する必要があるので、計算が苦手な方は、インターネットに数字を入力するだけで証拠金維持率を計算してくれる計算機があるのでそちらを利用するようにしましょう。
ロスカット・ゼロカットを回避するためには!?
証拠金維持率を常に把握しておくことでロスカット・ゼロカットを回避することができます。
しかしトレード手法によってどのくらいの証拠金維持率を保持しておけば安全なのかは違うのです。
FX代表的なトレード手法は4つあります。
- スキャルピング
- デイトレード
- スイングトレード
- 長期トレード
それぞれのトレード手法と証拠金維持率の関係について説明します。
1.スキャルピング
スキャルピングとは、短い取引時間で小さい利幅をとって、利益を積み重ねていく取引手法です。
スキャルピングは、ポジションの保有時間が短いので比較的証拠金維持率は低くても大丈夫だと思います。
証拠金維持率の目安としては、ロスカットラインにもよりますが、100%を超えていれば問題ないでしょう。
2.デイトレード
デイトレードは、1回の取引を1日で完結させるトレードのことをいいます。
デイトレードは、スキャルピングに比べてポジションの保有時間が長いのでスキャルピングよりも証拠金維持率は高くするようにしましょう。
デイトレードを行う際の証拠金維持率の目安は、200%以上がおすすめです。
3.スイングトレード
スイングトレードとは、数週間から数ヶ月かけて大きな利幅を狙うトレード手法です。
スイングトレードの場合長い時は数ヶ月ポジションを保有することになりますので証拠金維持率はかなり高めにすることが必要になります。
スイングトレードを行う際の証拠金維持率の目安は1000%以上です。
4.長期トレード
長期トレードとは、その名の通り、長期間ポジションを保有するトレード手法です。
長期トレードを行う際は、いつ相場急変があるか分かりませんので相当高い証拠金維持率を保持しておく必要があります。
おすすめは5,000%以上証拠金維持率を保有する事です。
スワップポイントの高いトルコリラなどで長期トレードする方は多いと思います。トルコリラなどの新興国通貨で長期トレードをする際は、特に証拠金維持率には注意するようにしましょう。
MT4・MT5の証拠金維持率の見方
MT4・MT5のプラットホームには、6つの証拠金が表示されています。
- 残高
- 有効証拠金
- 必要証拠金
- 余剰証拠金
- 証拠金維持率
- クレジット
ターミナルウィンドウ内の「取引」タブをクリックします。
「取引」タブ内の現在の口座残高状況で、詳細を確認することができます。
当然ですが、ポジションを保有していない時証拠金維持率が出ませんのでそちらは注意するようにしてくださいね。
まとめ
今回は証拠金維持率について説明していきました。
FXで勝つためには、ロスカットやゼロカットに引っかからないようにすることが必要です。
ロスカットやゼロカットに引っかかってしまうと、お金はあっという間に減ってしまいます。
そういった事態を避けるためにも、証拠金維持率についてしっかり管理することが大切なのです。
MT4・MT5は、非常に優秀なFXのプラットホームになります。
高性能のチャートを使うことができテクニカル指標もたくさん用意されているので、相場の流れを読むのに困る事はないでしょう。
しかし、いくらMT4・MT5優秀でも、MT4・MT5を利用するトレーダーに知識がなければMT4・MT5の機能を最大限生かすことができません。
FXトレーダーが勝つためには様々な知識が必要です。
その中でも、証拠金維持率についてしっかり理解することは非常に重要になります。
MT4・MT5では、簡単に証拠金維持率について確認することが可能です。
証拠金維持率についてしっかり理解し、MT4・MT5でFXトレードをすれば大きな利益を得ることができる可能性が一気に上がります。
ぜひ今回の記事で証拠金維持率についてしっかり理解していただければ幸いです。