今週のドル円の相場感想速報まとめ【2021年6月7日~6月11日】
今週のドル円相場は、週初109.51で寄り付いた後、109.18まで下落しました。
これは、下記のようなネガティブなファンダメンタルズが影響したと考えられます。
- 上値の重さを嫌気した短期筋の見切り売り
- 先週末金曜日に発表された冴えない米雇用統計後のドル売りの流れ
- 先週6月3日に発表された「資産構成の変更は今後1ヶ月以内に実施予定」「ロシア政府系ファンドである国民福祉基金のドル建て資産の保有高をゼロにし、ユーロや人民元、金にシフトする」という発言
などが重石となって、週間安値109.18まで下落しました。
しかし、下記のようなポジティブなファンダメンタルズが影響し、週間高値となる109.85まで反発しました。
- 重要イベントを控えたポジション調整
- 米5月消費者物価指数かつ同コア指数の伸び率上昇
- 米早期テーパリング観測の再燃
- 対ユーロでのドル買い圧力
などが支援材料となって、週末にかけて、週間高値となる109.85まで反発しました。
もっとも、引けにかけて小反落するも下値は堅く、結局109.70近辺での越週となっております。