FXみんなの失敗談と教訓

これからFXを始めようかなと考えている方の中には、「もし失敗して借金でもしちゃったら怖いな」と思っている方も多いのではないでしょうか。

確かに、FXには失敗するリスクが常に付きまといます。しかし、正しい情報を仕入れてきちんと実行すれば、そのリスクを激減させることができるのです。

そこで、今回は初心者の多くが体験する失敗談と、これを回避するための対処法をご紹介します。

失敗談A 損切りできない

Aさんの話

FXを始めてすぐに、相場が急上昇して1日で3万円ほど儲けました。ここで利益確定しておけばよかったのですが、「もっと上がるのでは」と思って待っていたんです。すると、どんどんと価格が下がっていき、やがて損失となっていきました。それでも「いつか戻ってくるだろう」と楽観視していると、1週間くらいで10万円の損失が出てしまったんです。

あの時、確定していればなぁと後悔しています。

教訓:事前に損切りラインを決めて、冷静に取引しよう

FXでは、事前にしっかりと利益確定・損切りラインなど取引ルールを決めて、冷静に取引する必要があります。そうしないと、その場の感情で取引することになり、取引に悪影響を及ぼしてしまうことになってしまいます。

利益が出ている時は「もっと行けるかもしれない」、損失が出ている時は「そのうち戻ってくるだろう」と、自分の都合のいいように考えてしまいがちです。そして、ずるずると損失が大きくなっていって、取り返しのつかない事態になってしまうことが、意外に多いのです。

そんなリスクを避けるためにも、あらかじめ損切りラインを決めて、損失が大きくなる前に損切り注文をするよう意識しましょう。

失敗談B レバレッジが高すぎた

Bさんの話

初めからいきなり10倍のレバレッジをかけました。すると、偶然上昇トレンドだったようで1万円の利益が出ました。これに味をしめて、その後もずっと10倍以上のレバレッジで取引し続けたんです。しかし、その後はあまり勝てず、どんどんと資金を減らしていきました。そして、1週間ほど経った時に相場が暴落して、強制ロスカットとなりFXから退場せざるを得なくなりました。

教訓:初めは低いレバレッジから始めよう

初心者のうちは3、4倍のレバレッジで取引することをおすすめします。

初心者が高いレバレッジをかけてしまうと気分が高揚して、冷静な取引ができなくなってしまいます。そして、大きな損失へとつながるケースが少なくないのです。特にBさんの場合は、高いレバレッジの上に証拠金も少なかったため、ロスカットを食らって再起不能となってしまいました。

ですから、慣れるまでは低いレバレッジでの取引を徹底しましょう。

失敗談C 適当に取引してしまった

Cさんの話

とりあえずFXを始めてみたら利益が出たので、特に勉強などはせずにポジションを持っていました。当初の勝率は50%くらいだったのですが、その後は徐々に勝てなくなっていきました。それでも「いつか勝てるだろう」と思ってやっていたのですが、結局損失が20万円ほどにまでなってしまい、FXをやめました。

教訓:テクニカル分析とファンダメンタル分析を習得しよう

FXはギャンブルではありません。FXで勝ち続けていくためには、テクニカル分析とファンダメンタル分析を学んで、取引に活かしていく必要があります。

なお、テクニカル分析とは、チャートの動きなどから未来の為替の動きを予想する手法。ファンダメンタル分析とは、政治や経済の流れなどから今後の為替の値動きを読み解く手法です。

この2つの分析を行い、根拠のある取引を行っていくことで、少しずつ勝率を上げていくことができます。

失敗談D SNSの情報を鵜呑みにしてしまった

Dさんの話

FXを始めてみたのはいいものの、具体的にどうすれば勝てるのかわからなかったので、Twitterで情報収集をすることにしまいた。リアルタイムの情報が共有されていて、とてもいいなと思っていたのですが、、、、

ある時、「ポンドが上がるから絶対買った方がいい」というツイートが流れてきたんです。他の人もその意見に賛成してるみたいだったので、私も迷わず買いました。

しかし、いざ購入してみると、価格は下がる一方。「いずれ上がってくるんだろう」と思っていたのですが、予想より損失が拡大してしまって、結局損切りしました。

教訓:情報の裏付けがない話は信じない

情報の裏付けがはっきりしないソースは間違っている場合がほとんど。特にTwitterなどインターネット上にはそのような甘い話が日々飛び交っているので注意が必要です。

情報を得る場合は、プロのトレーダーが配信するメルマガやブログをチェックするのが確実でしょう。また、たいていのFX会社には著名なアナリストが在籍していて、毎週マーケットレポートを公開しています。こういった信頼性の高いソースを利用していきましょう。

失敗談E 生活費をつぎ込んでしまった

Eさんの話

FXで儲けた話を聞いて、自分も始めました。しかしなかなか勝てず、最後にはつい生活費をFXにつぎ込んでしまったんです。そして、それも溶かしてしまい、知人や家族にお金を借りるようになってしまいました。今ではとても後悔しています。

教訓:余剰資金で取引しよう 

余剰資金で取引することは、投資の絶対のルールです。生活費にまで手を出してしまうと、当然のことながら負けてしまった場合に生活ができなくなってしまいます。

FXはどんなに経験を積んだトレーダーでも100%勝てるという保証はありません。そのようなリスクのあることに生活費をかけてしまうのは大変危険で、最悪借金をしてしまうことになるので、絶対にやってはいけません。

失敗談F 利益確定が早すぎて儲からなかった

Fさんの話

少額から始められると聞いて、FXを始めました。レバレッジも2倍からスタートしました。慎重な性格なので、損切りも利益確定もかなり早いタイミングで行っていたんです。だいたい1pipsでも上下したらすぐに注文を出していました。

そんな調子で1年が経ったのですが、資金は当初からほとんど変わらずの状態です。

教訓:トレンドを意識して取引しよう

初心者にありがちなミスですね。FXを始めたばかりの時期は、利益を出すことが目的になってしまい、少しでも利益が出るとすぐに確定してしまいがちです。しかし、FXでは「損小利大」が大切です。もう少し利益確定ラインを広く設定してみてください。

また、トレンドを探せるようになれば、それを否定するような材料が出るまではトレンドは続きますので、「トレンドにのって取引する」ことを意識してみましょう。

まとめ

今回は、FX取引をする上で知っておかなければならないリスクと、それぞれの対処法をご紹介してきました。ここでもう一度、それぞれの教訓をまとめてみました。

教訓
  • 事前に損切りラインを決めて、冷静に取引しよう
  • 初めは低いレバレッジから始めよう
  • テクニカル分析とファンダメンタル分析を習得しよう
  • 情報の裏付けがない話は信じない
  • 余剰資金で取引しよう
  • トレンドを意識して取引しよう

確かに、FXにリスクはつきものです。しかし、正しい知識に基づいて対処していくことで、リスクを軽減していくことができるのです。

本日ご紹介したポイントを実行しながら、FX取引を楽しんでみてください。