ここでは、IS6FXにおける「スキャルピング取引」や「両建て」についてお伝えしていきます。
他の取引手法と比べると何かとルールがややこしい2つですが、IS6FXにおいてはどのような条件になっているのでしょうか。
目次
スキャルピング取引とは?
1日単位の取引のことを「デイトレード」と言いますが、スキャルピング取引はそれよりも単位が短く、なんと数秒から数分の間ででトレードが終わります。
もちろん1回ごとの取引の利益は大きくなりにくいですから、短時間で何度も取引をして、利益を狙っていくことになります。
そう聞くと「相場が動いてプラスになったときを見極めて決済すればいい」などと感じるかもしれませんが、実際にはテクニカル分析等を駆使して安定して稼いでいくことが目標となります。
大変そうに感じるかもしれませんが、初心者でもスキャルピング取引ができないというわけではありません。基本的にはデイトレードから挑戦するのがセオリーだと思いますが、「何回も取引を重ねる分、経験値を積みやすい」というメリットもあるので、早い段階からスキャルピング取引をやってみるのも悪くないと思います。
また、必然的に「相場があまり動かないうちに決済する」ので、ロスカットがほぼ発生しないという利点もあります。
プロレベルの投資家の中にも「スキャルピング取引が最も利益を出しやすい」「色々やってきたけどスキャルピング取引に落ち着いた」と述べる人が少なくありません。
つまり、スキャルピングはそれだけのポテンシャルを秘めた取引スタイルであると言えるでしょう。
IS6FXでのスキャルピング取引の可否と条件
結論から言うと、IS6FXではスキャルピング取引を行うことが可能です。
また、自動売買ツールを駆使してスキャルピング取引をすることも禁じられていません。
実際、スキャルピング取引用の自動売買ツールも多く出回っています。
IS6FXをはじめとする海外FXブローカーの多くは、俗に言う「呑み」を行いません。
そのため、ほぼ取引手数料(スプレッド)だけで利益を出していると言えます。
スキャルピング取引の場合、取引頻度が非常に多くなりますから、手数料も何度も払うことになります。そういったトレーダーはIS6FX側から見ても「美味しい客」だと言えます。
Win-Winですね。
IS6FXでのスキャルピング取引に関して気をつけるべきこと
スキャルピング取引への制限はほとんどありませんが、それでも知っておく必要があることがいくつか存在します。
- システムの不具合を悪用するのはダメ
- 大口注文はしにくい
- 極端に注文頻度が高いのはダメ
- 注文が通らない可能性もある
1.システムの不具合を悪用するのはダメ
スキャルピング取引はとにかく取引回数が多くなるため、ある意味「不具合が見つかる機会も増える」と言えます。
考えにくいことではありますが、「システムの弱点をついてスキャルピング取引でぼろ儲け!」という可能性も完全に否定できるわけではないのだと思います。
しかし、そういった方法でスキャルピング取引をしていると出金拒否や口座凍結などの処分が下るはずです。
万が一何か見つけても絶対にやめておきましょう。
2.大口注文はしにくい
IS6FXではスキャルピング取引かどうかに限らず、「許可なしでトレードできるのは10ロット未満まで」と定められています。
つまり、IS6FXに前もって申請して10ロット以上の取引をする許可を取ればいいのですが、スキャルピング取引をするとなると毎回毎回IS6FX側に連絡することになるので、実現性は非常に低いと言えます。
ただ、スキャルピング取引で10ロット以上をバンバン扱えるトレーダーなんてほとんどいないはずなので、あまり気にする必要はないとは思います。
3.極端に注文頻度が高いのはダメ
自動売買ツールによって極端にハイスピードなスキャルピング取引を行うのもアウトです。
ただ、「一般的なスキャルピング取引用の自動売買ツール」であれば、これに引っ掛かることはまずありません。
4.注文が通らない可能性もある
「極端に注文頻度が高い」とIS6FX側に判断されなかったとしても(=取引を許されたとしても)、注文ペースが高すぎると約定のタイミングがズレやすくなります。
スキャルピング取引とはいえ、それほどハイスピードで取引を繰り返す必要はありません。
無用なトラブルが起きないペースで戦っていきましょう。
両建てとは?
「一つの通貨ペアに関して、同時に売りポジションと買いポジションを取ること」を、両建てと言います。
完全に「同値・同量」でポジションを取れば、どのように相場が動いてもプラスマイナスゼロになりますよね。また、どちらかに偏らせれば「少しリスクを低くしつつ、利益を狙う」ということができます。
ただ、両建てについてはトレーダーの間でも意見が分かれています。
まず、少なくとも「リスクが怖いから」という理由だけで両建てをするのはおすすめしません。リスクを下げたいのであれば、損切りのラインをきちんと決めればいいだけですからね。
しかし、「両建てと○○手法を組み合わせて、利益を狙いたい」などの明確なビジョンがあるのであれば、挑戦してみるのもいいでしょう。
とはいえ、すでに出回っている「両建てと何かを絡み合わせた手法」については、ほぼ間違いなく何らかの弱点があるので、あなた自身も工夫しなければなりません。
たまに「両建てという手法そのもの」を神格化している人を見かけますが、真に受けないようにしましょう。
IS6FXでの両建ての可否と条件
IS6FXでは「1つの口座を使った両建て」のみできます。
- 2つの口座を使う
- 2つのブローカーを使う
- 2人で行う
などの特殊な両建てを行うのはアウトです。
さらに言うと、
- 動きが似ている複数の通貨ペアで売り&買いポジションを持つ
- 「ドル円&ユーロ円」で売りポジションと買いポジションを持つ(1つの通貨を軸にする)
など、「両建てのような性質を持った買い方」をしている場合でもNGが出るかもしれないので覚えておきましょう。
ちなみに、海外FXの両建ての条件はどのブローカーでもだいたい共通しています。
なぜ複数口座・複数業者・複数人での両建てがNGなのか?
複数口座・複数業者・複数人で両建てする事が禁じられている理由も解説しておきます。
結論から言いますと、「ゼロカットシステムによって、リスクを極端に下げることができてしまうから」です。
詳しい計算などは省きますが、ゼロカットシステムがあることで「片方のポジションで大儲けしつつ、もう片方のポジションはゼロカットさせて損失を抑える」ということができてしまいす。
これについては、さすがに「システムの悪用」と言わざるを得ないというわけですね。
誰しも一度は考える手法ですが、必ずバレますのでやめておきましょう。
まとめ
IS6FXでは、通常の両建て・スキャルピング取引は問題なくできると言っていいでしょう。自動売買ツールも基本的には気兼ねなく使うことができます。
ただ、スキャルピング取引とは違って、両建てについては「できるとしてもやる意味があるのか」を考えなければなりません。
単に「リスクヘッジをしたいから」という理由しかないのであれば両建てをするのはおすすめしません。
あまり「両建て」というものを過信しないようにしましょう。