この記事では、海外FX業者「FBS」で両建て・スキャルピング取引をする際の条件などを紹介します。
目次
FBSで両建てをするときの条件
FBSは両建てを許容している海外FXブローカーです。
(そもそも海外FX業者の場合、両建てを完全に禁止しているところのほうが少ないです)
ただし、両建ての手法によってはその限りではありません。
- OKな両建て
- NGな両建て
- 実質NGな両建て
の3つに分けて解説していきます。
1.OKな両建て
ほとんどの海外FXブローカーは「単独口座で行う両建て」をOKとしています。
もちろん、FBSもこの両建てを禁止していません。
2.NGな両建て
「複数人で行う両建て」はFBSに限らず、どこの海外FX業者であっても基本的にNGとしています。
例えば「Aさんが売り、Bさんが買いポジションを取る」という感じですね。
実は、この両建て手法でちゃんと利益を出すのにもそれなりに技術がいるのですが……とにかく禁止されているので実行しないようにしましょう。
実際、「両建てグループ」に対して一斉に口座凍結・出金拒否が下った事例もあります。
3.実質NGな両建て
「二つの口座で売り・買いポジションを取る」という手法の両建てですが、FBSであればOKとなっています。
(他の海外FX業者だいだい禁止にしているのでかなり珍しいことです)
しかし、この手法の両建てをしてしまうと「ゼロカット」してもらえなくなります。
私としては、海外FXの最大のメリットは「最大レバレッジの高さ(FBSなら3000倍)」だと思っていますが、2番目はこのゼロカットだと思っています。
実際、ゼロカットシステムがなければ、最悪の場合は数十万~数百万円レベルの借金が発生してもおかしくありません。
ですから、この手法の両建ては「リスクが高すぎるので実質NGである」と言えるでしょう。
そして、もう一つ。
「2つ以上のブローカーを使った両建て」もFBSはOKとしています。
例えば、「FBSで買い、IS6FXで売りポジションを取る」という感じですね。
FBSはこれを許容していますし、ゼロカットもちゃんと発動するようです。
しかし、FBS以外のブローカーのほとんどはこの手法の両建てをNGとしています。
ですから、これも実質NGであると言えるでしょう。
FBSで両建てをする意味はあるの?
ここまで色々と解説してきましたが、FBSでは「単独口座での両建て」しかできないと考えておくべきでしょう。
では、FBSで両建てをする意味はあるのでしょうか。
売りポジションと買いポジションを一緒に持つわけですから、「相場がどう動いてもプラスマイナスゼロ」という状況を作ることができます。
有名なのは、「両建てをしてプラスマイナスゼロにしつつ、売りスワップと買いスワップで稼ぐ」という手法です。
しかし、これは「売りスワップ+買いスワップ」がプラスになっているからこそ成り立つ戦略ですよね。
FBSの場合この条件を満たす通貨ペアがほぼ存在しませんから、この手法のために両建てをする理由はありません。
また、両建てには、例えば「最初に買いポジションを持ち、売りポジションを少し取ってリスクを下げる」といった手法もあります。
しかし、この戦略。
買いポジションにおける「損切」がきちんとできるのであれば、そもそも「売りポジションを持つ」という行為自体に意味がありません。
売りポジションに対しても「スプレッド」が発生するわけですから、「意味がない」どころかむしろマイナスになるかもしれません。
ですから、私はFBSに限らずFXで両建てをしたことはほぼありません。
実際、上級トレーダーのなかにも「両建てなんて百害あって一利なし」という語る人が少なくありません。
少なくとも「リスクを下げたい」という理由だけで行うのは絶対におすすめしません。
スキャルピングとは何か?
続いては「スキャルピング」の話題です。
デイトレードなら取引期間は1日以内ですが、スキャルピングの取引期間は「数分以内」となっています(状況によっては、エントリーから1分以内で決済する場合も)。
「一つ一つの取引の利益が少ない」というデメリットがありますが、
- 相場があまり変わらないうちに決済するのでロスカットになるリスクがほぼない
- テクニカル分析が上達していれば利益を出しやすい
- 何回も取引するためFX自体が上達しやすい
- すぐに結果が分かるのでモチベーションが続きやすい
などの利点があります。
そのため、スキャルピングはFX上級者にも人気の手法です。
また、1回ずつの取引の利益が少なくなりやすいことは確かですが、
FBSの場合はハイレバレッジ取引(最大3000倍)ができるので、上手に立ち回れば十分儲けることができます。
FBSでスキャルピングをする際の条件
すでに「十分儲けることができます~」と言ってしまいましたね。
はい。FBSではスキャルピングを行うことができます。
(まあ、ほとんどの海外FXブローカーがスキャルピングOKですが)
条件らしきものもほとんどありませんが、強いて言えば「EA(自動売買ツール)による極端なスピードの取引は禁止」とされているので気を付けましょう。
ただし、FBSはEAを使ったスキャルピング自体はOKとなっています。
実際、「スキャルピング用のEA」も多く出回っているので、興味がある人は試してみてはいかがでしょうか。
どの口座タイプでスキャルピング取引を行うべきか?
FBSには、
- スタンダード口座
- トレード100ボーナス口座
- セント口座
- マイクロ口座
- ゼロスプレッド口座
- ECN口座
があります。
スキャルピング取引はどの口座で行うべきなのでしょうか。
とりあえず「トレード100ボーナス口座」は有効期限つきの口座なのでNG。
キャッシュバックポイントが付かなくなるので「ECN口座」もダメ。
スプレッドが大きいので、「セント口座」と「マイクロ口座」も推奨しません。
残るは「ゼロスプレッド口座」と「スタンダード口座」ですね。
「ゼロスプレッド口座」はスプレッドがかなり小さい口座なのですが、スプレッドとは別に発生する「トレード手数料」が結構大きく、「スプレッド+トレード手数料」が、スタンダード口座の「スプレッド+トレード手数料(0円)」を超えてしまう場合が少なくありません。
ですから、スタンダード口座がFBSにおけるスキャルピング取引用の口座として一番だと思います。
と言いますかどんな手法のトレードであったとしても、まずはスタンダード口座から作ることを推奨します。
なんといっても、スタンダード(標準)ですし。
※FBSは複数口座開設OKのブローカーですから、後から他のタイプの口座を作ることもできます。
まとめ
FBSは両建てもスキャルピング取引もOKなFXブローカーです。
両建てについては「あえてやる意味がない」と思っています。
両建てには「とにかくリスクを下げる」という効果があるので、特に初心者の場合は一度はやってみたくなるのですが、「だからといって利益に繋がるわけでもない」ため、私としては全然おすすめしない手法です。