海外FXの口座に入金する際、手間も手数料もできる限り抑えたいですよね。
そんな方におすすめしたいのが、クレジットカードを利用した入金です。
海外FXと言えば海外送金での入金が主流でしたが、今ではスピードや手数料の安さなどが注目されて、クレジットカードで入金するトレーダーが増えています。
この記事では、そんなクレジットカード入金について詳しく見ていきましょう。
目次
クレジットカードで入金する際のメリット
海外FXで、クレジットカードで入出金するメリットとしては以下のことが挙げられます。
② 取引口座にリアルタイムで反映
③ 24時間手続き可能な場合が多い
④ 入金手数料がかからない場合が多い
このように、非常に便利な点が多いですね。特に、普段からクレジットカードを使って買い物をしている人なんかは、これらのメリットを見ると、「迷わずクレジットカードで!」と行きたくなるところではないでしょうか。
手続き自体もそこまで難しいことはなく、カード番号やカード名義などの必要事項を入力してカード会社が承認すれば完了と、インターネットで買い物をするような感覚でできてしまいます。そして、即座に反映されるわけです。
ただし、すべてのカードブランドが海外FX業者で使えるわけではありません。また、24時間手続きや入金手数料についても海外FX業者によって異なります。このあたりは、利用可能なブランドを事前に確認しておきましょう。
クレジットカード入出金は、ここに注意
② ローマ字氏名は口座とカードとは同じであること
③ 出金時はクレジット枠のキャンセル扱い
④ 利益分の出金は海外銀行送金
⑤ カード締め日の前か後かで出金時間が変わる
クレジットカード入出金の場合だと、上記の点に気を付けておく必要があります。
特に出金時に要注意ですね。各項目を詳しく見ていきましょう。
① 利用できるのは本人名義のカードだけ
海外FX口座の名義と同じ名義のクレジットカードのみ、入出金に利用できます。ですので、家族カードや配偶者のカードは利用できません。ご注意ください。
② ローマ字氏名は口座とカードとは同じであること
海外FX口座とクレジットカードの両方の名義において、ローマ字の綴りが同じである必要があります。もしこれが異なっていると、クレジットカードの入金処理がいったん保留になってしまう可能性があります。ご注意ください。
もしも、違ったローマ字綴りで口座開設をしてしまった場合は、海外FX業者のサポート窓口に連絡して、綴りの修正を申し出ていただくといいでしょう。
③ 出金時はショッピング枠のキャンセル扱い
入金時は、普段の買い物でクレジットカードを使うのと同じで、ショッピング枠での利用となります。
問題は、出金時。この場合は、入金の反対取引となります。つまり、ショッピング枠のキャンセル扱いとなるのです。
普段クレジットカードを使って買い物をした後に、いったん買った物をキャンセルする場合と同じイメージですね。
これは、海外FXではマネーロンダリング対策(AML)として原則「入金した方法と同じ方法でしか出金できない」というルールが設けられているからなんです。
だから、クレジットカードで証拠金を入金した場合は、出金の際も同じクレジットカードに出金(返金)されることになるんです。
しかも、この場合の出金はキャンセル扱いになるわけですから、入金額と同じ金額までしか出金できないんです。
「えー!?じゃあ取引で儲けた時はどうするんだよ??」
当然、そう聞きたくなりますよね。これについては、次の項目でご説明します。
なお、海外FX業者での出金処理はすぐに完了することが多いのですが、クレジットカード会社側の処理によっては、金額がカードのショッピング枠に反映され、カードの取引銀行口座に着金するまで数日~数週間かかることもあります。ご注意ください。
また、クレジットカード会社によっては、海外FXの入金は入金と返金を繰り返すということもあり、受け付けていないケースもあります。その場合は手続きをしてもエラーとなってしまうので、事前にご利用のクレジットカード会社に確認しておきましょう。
④ 利益分の出金は海外銀行送金
前項で、出金できるのは入金額と同じ金額まで、と申し上げました。
では、取引で利益を出したときはどうするのでしょうか?
この場合、利益分の出金は、海外送金やオンラインウォレットなどで対応している海外FX業者が多いです。
例えば、海外FX口座にクレジットカードで5万円を入金して、5万円で取引をしたとします。そして、10万円の利益を出して海外FX口座の残高が15万円となった場合です。この際には、クレジットカードで出金できるのは5万円まで(≦入金額)となり、利益分の10万円は海外送金やオンラインウォレットで出金ということになります。
⑤ カード締め日の前か後かで出金時間が変わる
さらに、クレジットカードで入金してから出金(キャンセル)するまでの間に、クレジットカード請求の締め日をまたいでしまうかどうかで出金に要する時間がかなり変わってきます。
クレジットカードの締め日の前に出金した場合
締め日の前に出金した場合、クレジットカード会社内でのキャンセル処理も容易で、出金に掛かる時間も比較的短く(数日~10日くらい?)なります。
カード会社によって処理に要する時間は異なりますので、ご利用のカード会社にご確認ください。
その際にはカード利用代金の請求は行われることはありません。
ただし、出金依頼を締め日前にした場合でも、海外FX業者での処理が締め日をまたいでしまうと、カード会社では締め日後の出金と同じ扱いになり、出金に要する時間も長くなってしまいます。したがって、時間に余裕を持って出金の依頼をしていただくことをお勧めします。
クレジットカードの締め日の後に出金した場合
締め日の後に出金した場合は、クレジットカード会社から代金が払い戻されることになります。
こうなると、カード会社内での処理が余分に必要となるため、カードの引き落し口座に着金するまでに要する時間が長くなってしまいます。次月の締め日を経て、クレジットカード利用明細にはマイナス請求(返金)が表示されることになります。
例えば、クレジットカードの締め日が毎月20日で、入金を10日に、出金を15日に行った場合は、入出金が締め日をまたいでいないことになります。
対して、同じく締め日が毎月20日で、入金を10日に、出金を25日に行った場合は、入出金が締め日をまたいでしまっています。
この差が、出金時間に大きく影響することになるのです。
クレジットカードで入出金する際には、締め日を意識しながら行うといいでしょう。
まとめ
このように、入金時には手続きが簡単ですぐに利用でき、手数料も安いことから、多くのトレーダーが利用するクレジットカードですが、出金時にちょっと注意が必要ですね。
いずれにしても、入出金は海外FXでは必ず行う手続きです。ご自分のスタイルに合った方法を選ぶようにしましょう。クレジットカードも、使い方次第でみなさんの海外FXライフを快適にしてくれるはずです。カードをご利用の際は、これまで申し上げた各項目を事前に確認されることをお勧めします。