どうしたら億トレになれる?

「億トレ」という単語を聞いたことはありますか?

億トレとは、株やFX、仮想通過などの取引で億単位の利益を出して生計を立てている人たちのことを言います。

トレーダーの多くは、一度は億トレになることを夢見たことがあるのではないでしょうか?

今回は、億トレになった人たちに見られる共通点や、億トレになるためのステップを見て行きたいと思います。

億トレの共通点

トレーダーの誰もが一度は憧れる億トレ。億トレになるような人たちには、一体どのような共通点があるのでしょうか。今回は、億トレになった人たちの意見や体験談を基に、その共通点を洗い出しました。

取引にかける多くの時間と労力

実際に億トレになっている人たちは、ほとんどが10年以上の経験を積んでいます。このことから、億トレになるには、スポーツのように長い間努力を続けて相応の実力をつける必要があると言えます。

中には、億トレを目指す中で家族との時間を犠牲にしたり、本業を続けられなくなったりした人もいます。億トレになるためには、それだけの人生をかける覚悟が必要ということでしょう。 

多額の値動きに耐える強い精神力

「億トレになったら、仕事せずに遊んで暮らせるなー」とパラダイスのような暮らしを想像する人も多いのではないでしょうか。

しかし実際は、億トレならではの悩みもあるようです。

億トレの取引では、大きな利益を出すために、資金も大きくなります。そうなると、チャートが動くたびに数百万〜数千万円という大金が目の前で動き続けることになります。

そんな時、メンタルが保てないと、無理な取引で大損をしたり、損を取り返そうと高いレバレッジで資金を消滅させたりしてしまいます。

そのため、仮に損失が発生しても冷静を保っていられるだけの精神力が求められます。

ムリせずチャンスを待つ

億トレとそうでない人たちとの違いは、勝てる相場がやってくるのを待てるかどうかということです。

億トレなど取引で成功している人たちにも、読めない相場というのはあります。ただ、そんな時彼らは決してムリな取引はしません。

チャンスがやって来るまで、じっと待ち続ける。そして勝てる相場が来たら、即断即決で行動する。これが億トレの必勝パターンなのです。

逆に、チャンスを待てないと、結果的に大損してしまうリスクが高くなってしまいます。特に大きな損失を出してしまった直後などは、精神的にも不安定で、チャンスが来るまでじっと待つことも簡単ではありません。

そういった場合、ほとんどのトレーダーは焦って危険な取引をしてしまいます。しかもそんな時は、ロット数を大きくしたり、レバレッジを高くかけたりしがち。それで返り討ちにあって大損してしまうのです。

長期的な逆張り目線・短期的な順張り目線

ここで、多くの億トレが実践している「長期的な逆張り目線・短期的な順張り目線」についてお話しします。

これはつまり、

  • 株価が上昇している時に、次の下落を考える。
  • 株価が下落している時に、次の上昇を考える。

ということです。例えば、株価の上昇時に「そろそろ下がるだろう」と予想を立てるのです。次に空売りでエントリーする機会を淡々と狙っているわけです。

そして、いざチャートが天井に達し、下落を始めたのを確認して、「順張り」でエントリーするのです。

ここで注意しなければならないのは、まだ下落していない時点で「逆張り」でエントリーしてはいけないということです。これではリスクが高く、逆に上に持って行かれ兼ねません。

決して相場を決めつけることなく、動き出したタイミングを逃さないのが重要です。この時に即断即決するためには、株価が下落を始める前(上昇時)から、先の展開を予測しておき、いざとなった時に行動を起こす準備を行なっておく必要があるのです。

億トレへのステップ

それでは、億トレになるために、どのような段階でどのようなことをしていけば良いのか、見ていきたいと思います。

取引に必要な知識をつける

まずは株やFXの基礎知識をマスターしましょう。どんな人でも知識なしに億トレになることはできません。勝つためだけでなく、自身のメンタルや資金を守ることにも、このような知識は役立ってくれます。

繰り返し検証する

少額取引で経験を積む

勉強を重ねて知識をつけたら、取引で経験を積みましょう。

実際に、多くの億トレは、取引から学ぶべきことが多いということを話しています。

ですから、勝率を上げていくためにも、何度も少額で取引しながら分析と検証を重ねていきましょう。FXなどではバーチャルトレードから始めてみてもいいでしょう。初めのうちは、勝つことを目的とするのではなく、経験を積むことを目的にして、安全に取引することを心がけましょう。

取引したらしっかり検証

分析や検証の仕方は様々です。例えば、あるトレーダーは1つの銘柄を一日中監視して、「この時間に上がりやすいな」などの傾向を探っていたそうです。

また、トレードノートを作って、自分の取引を逐一記録していくのも効果的です。

手数料は気にしない

また、少額からの取引を重ねる中で、ネックになるのが手数料です。少額取引となると利益も小さくなります。しかし、それでも発生するのが手数料。少額だと手数料の比重が大きくて負担に感じてしまいがちです。そうすると、損切りを躊躇して、かえって傷口を広げてしまうということもあります。

ですから、この段階で少額取引を繰り返す際には、ある程度割り切って手数料を気にせずに切っていくことも重要です。「損をしなければいい」というフラットな目で見て、利益はわずかでも「今は勉強期間なんだ」という意識を持って、経験を積んでいきましょう。

そうして、10回やって6回、7回と勝てるようになってきたら、だんだんと取引単位を少しずつ増やしていきましょう。

勝てる手法を確立する

取引経験を重ね、分析と検証を繰り返したら、自分の勝てる手法を身に付けましょう。

それまでの自分の取引を振り返ってみると、得意な相場や勝率の高い手法などが見えてくることと思います。

取引で勝率を上げるためには、どんな相場にも手を出していくのではなく、得意な相場や手法で勝負していくことが重要です。

まずは、自分の勝てる環境になるのを待って勝負しましょう。そして、さらに勉強や取引を重ねていくうちに、徐々に勝てる環境を増やしていくのです。

このことが勝率のアップにつながり、億トレへの道が切り開かれていくのです。

まとめ

ここまで、億トレに見られる共通点や、億トレになるためのステップを見てきました。

「案外、億トレへの道も大変なんだなぁ」と思われたかもしれません。

また、億トレには億トレの悩みもあるということがわかりましたね。取引から一日中離れることができず、ストレスを抱え込んでしまっている億トレも多いようです。せっかく膨大な時間と労力をかけて億トレになったのに、お金に振り回される人生となってしまっては、元も子もありません。

取引する目的をしっかりと定めて、ここまで見てきたポイントを踏まえながら、取引を楽しんいただきたいと思います。