MT4・MT5とは、世界で最も利用されているFXのプラットフォームです。
FXで大きな利益を出しているトレーダーの多くは、MT4・MT5を利用していると言われています。
MT4・MT5はロシアの会社が開発したFXのプラットフォームなので、日本人トレーダーは使いづらさを感じるかもしれません。
しかし、MT4・MT5に慣れることができれば、高性能のチャートや豊富なテクニカル分析などの機能を使いこなすことができるようになるのです。
FXで億り人になるためには、MT4・MT5を使いこなすことが近道だと言えます。
MT4・MT5を使いこなすと言うと、チャートやテクニカル指標を思い浮かべますよね?
もちろん、チャートやテクニカル指標を使いこなすことは大切です。
しかし、それ以上に大切な事は、MT4・MT5の残高の見方をしっかり理解することになります。
いくらテクニカル指標を使いこなすことができても、残高の見方が分からなければ当然FXで勝つことができません。
そこで今回は、MT4・MT5の残高について詳しく説明していきます。
MT4・MT5の残高の確認方法は国内のFX会社とは少し違うので、最初は違和感を感じるかもしれませんが、慣れるととても簡単なのでぜひ最後まで確認してみてくださいね。
目次
MT4・MT5の残高は証拠金のこと
MT4・MT5の残高は、証拠金のことを言います。
まずはしっかりこの事について理解するようにしましょう。
MT4・MT5の残高は証拠金のことなので、入金額のことを指します。
別の言い方をするとしたら、出金できる金額のことです。
MT4・MT5は、海外FX会社を利用することが主になります。
海外FX会社の場合入金手数料や出金手数料がかかることがありますので、MT4・MT5の残高を計算する式は、以下の通りになります。
MT4・MT5で表示される証拠金は、これだけありません。
MT4・MT5を使いこなすために、他の証拠金についてもしっかり理解するようにしましょうね。
MT4・MT5で表示される証拠金は6つ!
MT4・MT5で表示される証拠金は、入金資金を表す証拠金を入れて6つあります。
- 証拠金
- 有効証拠金
- 必要証拠金
- 余剰証拠金
- 証拠金維持率
- クレジット
それぞれの証拠金の意味についてしっかり理解するようにしてくださいね。
1.証拠金
証拠金については先ほど説明した通りです。
証拠金は、口座に入金した金額になります。
2.有効証拠金
有効証拠金とは、証拠金とトレード中の含み損益を足したお金のことです。
ここでいう証拠金とは、FX口座に入金したお金と考えてください。
トレードをしていないときは、証拠金は増減しませんが、取引をした瞬間に証拠金は増減することになります。
つまり、有効証拠金とは、現在口座にある実質的な資産のことになるのです。
有効証拠金の計算方法
有効証拠金は、以下の式で計算することができます。
では具体的に、有効証拠金を計算してみましょう。
①トレードしていない場合
トレードしていない場合の有効証拠金は口座に入金したお金とイコールです。
例えば、口座に入金したお金が100万円の場合、有効証拠金も100万円になります。
②含み益がでている場合
含み益を出ている場合の有効証拠金は、「口座に入金したお金+含み益」です。
例えば、口座に入金したお金が100万円で、含み益が10万円の場合、有効証拠金は110万になります。
③含み損が出ている場合
含み損が出ている場合の有効証拠金は、口座に入金したお金-含み損です。
例えば、口座に入金したお金が100万円で、含み損が10万円の場合、有効証拠金は90万円になります。
かなりかみ砕いて説明しましたので、有効証拠金についてしっかり理解できましたよね?
非常に簡単に計算することができる有効証拠金ですが、FX取引において有効証拠金はとても大切なものなのです。
3.必要証拠金
FXでいう必要証拠金とは、簡単に言うと取引をするのに必要な最低限のお金のことを言います。
つまり、希望する取引量で取引するために必要なお金ということです。
この必要証拠金について理解していないとFXで利益を出すことはかなり難しいでしょう…。
なぜなら、必要証拠金は、FX最大の醍醐味であるレバレッジと密接な関係があるからです。
必要証拠金の計算方法
必要証拠金を理解することは、レバレッジを使いこなすうえで非常に重要であると説明しました。
必要証拠金について理解するためには、まずは必要証拠金の計算方法について理解する必要があります。
必要証拠金は以下の計算式で簡単に計算することが可能です。
となります。
文字だけだと何のことだかわかりにくいと思いますので、 実際に数字を入れて説明していきますね。
1 .(レバレッジ: 25倍)1ドル100円の時に、10万通貨のボジション保有する場合
必要証拠金は、40万円になります。
10万円×100円÷25=40万円
2 .(レバレッジ:1000倍) 1ドル100円の時に、10万通貨のポジションを保有する場合
必要証拠金は、1万円になります。
10万円×100円÷1,000=1万円
このように、レバレッジによって必要証拠金の額は大きく異なるのです。
4.余剰証拠金
証拠金にはたくさんの種類がありますが、今回は余剰証拠金について説明します。
余剰証拠金とは、取引口座残高の内、新たなトレードに使用できる資金(証拠金)のことです。
ここでいう証拠金とは、FX口座に入金したお金と考えてください。
トレードをしていないときは、証拠金は増減しませんが、トレードをした瞬間に証拠金は増減することになります。
つまり、余剰証拠金とは、現在口座にあるトレードに回すことができる資金のことなのです。
余剰証拠金の計算方法
余剰証拠金は、以下の式で計算することができます。
では具体的に、余剰証拠金を計算してみましょう。
①トレードしていない場合
トレードしていない場合の余剰証拠金は口座に入金したお金とイコールです。
例えば、口座に入金したお金が100万円の場合、余剰証拠金も100万円になります。
②含み益がでている場合
含み益を出ている場合の、余剰証拠金は、有効証拠金が増えるので、増えます。
必要証拠金は、変わらないので、含み益がでている状態だと、有効証拠金が増えるので余剰証拠金も増えるのです。
③含み損が出ている場合
含み損を出ている場合の、余剰証拠金は、有効証拠金が減るので、減ります。
必要証拠金は、変わらないので、含み損がでている状態だと、有効証拠金が減るので余剰証拠金も減るのです。
簡単に計算することができる余剰証拠金ですが、FX取引において余剰証拠金はとても大切なものなのです。
5.証拠金維持率
証拠金維持率とは、現在保有しているポジションが、口座残高に対してどのくらいの比率を占めているかを表すものです。
証拠金維持率についてしっかり理解していないと、頻繁にロスカットにかかってしまうことになります。
ロスカットやゼロカットに引っかからないために証拠金維持率についてしっかり理解するようにしましょう。
証拠金維持率の計算方法
この章では証拠金維持率の計算方法について説明します。
- 有効証拠金…口座に入金したお金±含み損益
- 必要証拠金…ポジションを建てるために最低必要なお金
証拠金維持率について計算式だけだとわかりにくいと思いますので具体的な例で説明していきます。
①有効証拠金50万円 必要証拠金10万円の場合
このケースの有効証拠金は500%になります。
②有効証拠金50万円 必要証拠金100万円
このケースの有効証拠金は50%になります。
証拠金維持率は簡単に計算できることがわかっていただけたかと思います。
6.クレジット
MT4・MT5のクレジットは、ボーナスのことを指します。
MT4・MT5を利用する際は、海外FX業者を利用することがほとんどです。
海外FX業者を利用すると、国内FX業者とは段違いのボーナスを受け取ることができることが多いです。
海外FXのボーナス目当てに、海外FX業者を利用したいと思っている方も多いのではないでしょうか?
海外FX業者のボーナスは主に4種類あります。
- 口座入金ボーナス
- 100%入金ボーナス
- 他社乗り換えボーナス
- 友達紹介ボーナス
どのボーナスも非常にメリットが大きいのが特徴です。
まとめ
今回は、MT4・MT5の残高について説明しました。残高を知ることは、FXの最も基本的なことになります。
是非この記事を参考に、MT4・MT5の残高の見方について理解していただければ幸いです。