MT4・MT5は、高性能のチャートや様々な分析を利用することができるFXのプラットフォームとして世界中で利用されています。
実際、MT4・MT5を利用しているFXトレーダーから、億り人といわれる1億円以上の利益を出しているトレーダーがたくさん出ているのです。
この記事を読んでいる方々も、MT4・MT5を利用して巨額の利益を出してみたいとは思いませんか?
MT4・MT5をしっかり使いこなすことができれば、億り人になるのも決して夢物語ではありません。
しかし、巨額の利益を得るためには相応の努力も必要です。
MT4・MT5は、FXのプラットフォームにおいて非常に優秀であることは間違いありませんが、使いこなすには一定の知識が必要になります。
MT4・MT5を使いこなすために必要な知識はたくさんありますが、今回はその中でも基礎的な「MT4・MT5の逆指値」について説明します。
逆指値について理解できていない方でも分かりやすく説明していますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
目次
逆指値とは?
逆指値とは、価格が上昇して指定したレートよりも高いレートになれば「買い」・価格が下落して指定したレートよりも低いレートになれば「売り」とする注文方法です。
例えば、1ドル100円の時に、101円になったら買いの注文を執行する予約をするイメージになります。逆に1ドル100円の時に99円になったら売りの注文を執行する予約をすることも逆指値です。
指値の場合、逆指値とは逆で、1ドル100円の時に、101円になったら売りの注文を執行する予約をするイメージですよね?
1ドル100円の時に99円になったら買いの注文を執行する予約をすることも、指値注文です。
指値注文は、レートが安くなったら買ったり、レートが高くなったら売ったりするのでメリットがある注文方法という事は一目でわかります。
逆指値の場合、一見すると何のメリットもないように見えるかもしれません。
しかし、もちろん逆指値にも、多くのメリットがあります。
次の章では、逆指値のメリットについて説明していきます。
逆指値のメリットは3つ
逆指値の主なメリットは3つです。
- 感情を入れずに損切りすることができる
- 利益をしっかり確保することができる
- 相場の流れに乗ることができる
逆指値のそれぞれのメリットについて分かりやすく説明していきますね。
1.感情を入れずに損切りすることができる
逆指値の最大のメリットは感情を入れずに損切りすることができることです。
相場が自分の予想とは逆の方向に動いた時逆指値を入れておけば自動的に損切りすることができます。
例えば1ドル100円の時に買いの注文を入れたとします。
もちろん、このような注文をするのは円安になると予想しているからです。
しかし、予想とは逆に円高になってしまうこともあります。
そんな時、例えば1ドル99円になったときに決済注文を入れておけば、1ドル99円になったときに、しっかり決済することが可能です。
逆指値を入れておけば感情を入れることなく損切りを実行してくれるので非常にありがたいと思います。
損切りは皆さんが予想している以上に難しいことです。
なぜなら、損切りは人間の本能に逆らう行為だからです。
人間は本能で損を確定することを極度に嫌がります。逆に利益を失う事も嫌がるのです。
よって、人間の本能通りにトレードを行うと、損失を中々確定することができず、さらに大きな損失を被ってしまいます。
また、利益は失うことが怖いのですぐに利益を確定してしまい本来取れるはずの大きな利益を取れなくなってしまうのです。
損切りはこのように人間の本能に逆らった行動なので自分の意思で行うことが非常に難しいものになります。
逆指値を入れることによって自動的に損切りを行うことができるというメリットは非常に大きいのです。
2.利益をしっかり確保することができる
逆指値を使うことによって、利益をしっかり確保することもできます。
例えば1ドル100円で買いの注文をして、その後、予想があたりめでたく、102円まで上昇したとします。
このような時に、1ドル101円で逆指値の決済注文を入れれば仮に相場が下落局面になっても利益を確保する事が可能です。
利益は小さくなってしまいますが、しっかりと利益を確保したい場面でも逆指値はオススメになります。
3.相場の流れに乗ることができる
逆指値を使うことによって相場の流れに乗ることもできるのです。
例えば1ドル100円の時に買いの注文を入れたとします。
その後、為替は上昇トレンドに乗って1ドル101円になったとします。
上昇トレンドが続きそうな時に1ドル101円になった時に「買い」の逆指値注文を入れておけば、さらに相場が上昇したときに大きな利益を取ることができるのです。
このように相場の流れに乗ることができることも逆指値注文の大きなメリットといえます。
逆指値注文のデメリットは2つ
メリットの多い逆指値注文ですがデメリットもあります。
逆指値注文の主なデメリットは2つです。
- 相場転換しても損切りは執行される
- 相場急変時には予定価格で執行されない可能性がある
それぞれのデメリットについてわかりやすく説明します。
1.相場転換しても損切りは執行される
逆指値注文は、指定した価格に到達すると、執行される注文方法です。
当たり前の事ですが、注意が必要になります。
例えば相場が一瞬、予想とは逆の方向に動いた場合でも損切りは執行されるのです。
つまりその後すぐに相場転換しても損切りを取り消す事はできません。
感情なく損切りをすることができる事はメリットですが相場転換した時に後悔することになる可能性があるのです。
2018年に起きたフラッシュクラッシュなどの遠きは要注意ですね。
2.相場急変時には、予定価格で執行されない可能性がある
リーマンショックやコロナショックのように相場が一時的に急変した場合、逆指値の予定価格で執行されない可能性があるのです。
相場の動きがあまりに早すぎて逆指値の予定価格とかけ離れた価格で執行される可能性があります。
逆指値注文はとても便利なものですが相場急変時に利用する時は充分注意するようにしましょうね。
MT4・MT5での逆指値の注文方法
この章では、MT4・MT5の逆指値の注文方法について説明します。
まずは、オーダーの発注パネルを表示させてください。
次に、希望する通貨ペアが選択されていることを確認します。
もし、希望する通貨ペアと選択されている通貨ペアが違う場合、通貨ペアの変更をします。
選択した通貨ペアの変更方法は、表示通貨ペアをタップすれば変更が可能です。
注文する通貨ペアが決まったら一覧より、逆指値注文を選択し、詳細な注文を設定します。
逆指値注文では現在よりも不利なレートを指定します。
実行したい売買に合わせて、逆指値を選択すればMT4・MT5で逆指値注文をすることができます。
まとめ
今回は逆指値注文について説明しました。
逆指値注文には様々なメリットがあります。もちろんデメリットもありますがメリットの方が圧倒的に大きい注文方法といえるでしょう。
MT4・MT5は、とても優秀なFXのプラットフォームですが、注文方法の定番である逆指値注文を知らずして、いくらMT4・MT5を利用してもFXで勝つ事はできません。
MT4・MT5での逆指値注文のやり方についても説明しましたので、是非参考にしてください。
MT4・MT5を知識を持った上で利用すれば億り人になれる可能性は十分にあるのです。
逆指値注文についてマスターして、一人でも多くの方がFXで億り人になることを祈っております。