今週のドル円の相場感想速報まとめ【2021年9月27日~10月1日】
今週のドル円相場は、週初110.69で寄り付いた後、年初来高値112.07まで急伸しました。
これは、下記のようなポジティブなファンダメンタルズが影響したと考えられます。
- 中国恒大集団を巡るデフォルト懸念の後退
- 米早期利上げ観測を背景とした米長期金利の急上昇
- 黒田日銀総裁による「大規模緩和を継続する」というハト派的発言
- 本邦新政権樹立への期待感
- テクニカル的な地合いの強さ
などが支援材料となり、年初来高値112.07まで急伸しました。
しかし、2020年2月20日に記録した高値112.22をバックに伸び悩むと、
- 月末ロンドンフィキシングに絡むドル売りフロー
- 短期筋の利益確定売り
- パウエルFRB議長によるタカ派的発言
- 米長期金利の急低下
などが重石となり、111.05近辺まで急落しました。