今週のドル円の相場感想速報まとめ【2021年7月5日~7月9日】
今週のドル円相場は、週初111.06で寄り付いた後、約1ヵ月ぶりの安値となる109.53まで急落しました。
これは、下記のようなネガティブなファンダメンタルズが影響したと考えられます。
- 米早期テーパリング観測の後退
- 米経済指標の冴えない結果
- 原油先物価格の急反落
- 世界的な株価下落を受けたリスク回避の円買い圧力
- FOMCにてテーパリングを急ぐ姿勢が示されなかったことによるドル売り圧力
- 新型コロナウイルス変異株の感染拡大リスク
- 米新規失業保険申請件数の予想外の増加
- 110.00を割り込んだことによるロスカット
などが重石となり、約1ヵ月ぶりの安値となる109.53まで急落しました。
しかし、下記のようなポジティブなファンダメンタルズが影響し、結局110.12近辺まで持ち直して越週となりました。
- 欧米株が持ち直したことに伴うリスク選好の円売り圧力
- 「インフレ見通しにおける上方リスクの拡大」がFRBの金融政策報告にて示されたこと
などが支援材料となり、結局110.12近辺まで持ち直して越週となりました。