海外FX口座には、様々なメリットがあります。
特に、数千倍のレバレッジを利用できることやゼロカットシステムを採用していること・豪華なボーナスキャンペーンを実施していることは海外FX特有のメリットです。
海外FX口座を上手く利用して多額の利益を得ているトレーダーが多いのは、紛れも無い事実になります。
しかし、海外FX口座にも当然ですがデメリットがあるのです。
この記事では、海外FX口座のデメリットについて詳しく説明していきます。
結論からお話しすると、海外FXは業者選びさえ間違えなければ非常に利用価値が高いものです。
ぜひ最後まで読んでいただき、海外FX業者選びの参考にしてください。
目次
海外FX口座の主なデメリットは8つ!
海外FX口座には、様々なデメリットがあります。
デメリットがあること自体は仕方ありません。
国内FX口座にも当然デメリットはありますが、今回取り上げる海外FX口座のデメリットは、海外FX口座独特のデメリットです。
海外FX口座独特のデメリットは、主に8つあります。
- ハイリスクである
- 税金が総合課税
- 出金拒否の噂がある
- スプレッドが広い
- 出金に時間がかかることがある
- 円での入出金ができない口座もある
- 信託保全がないケースがある
- そもそも、日本の金融庁公認ではない
海外FX口座独特のデメリットについて分かりやすく説明していきますね。
1.ハイリスクである
海外FX口座といえば、多くの人はハイレバレッジに魅力を感じると思います。
国内FX口座は、最大レバレッジ25倍ですが、海外FX口座のレバレッジは、口座によっては数千倍を超えます。
このハイレバレッジに魅力を感じて海外FX口座で取引したいと思っている方も多いでしょう。
確かに、ハイレバレッジは上手く使いこなすことができれば、多額の利益を上げることができます。
しかし、狭い値幅で大きな利益を取れるという事は逆に狭い値幅でも大きな損失になってしまうことを意味します。
特に、投資資金が少ないとあっという間にゼロカットに引っかかってしまうことになってしまいます。
このように、海外FX口座はリスクが高いのです。
2.税金が総合課税
海外FX口座で発生した利益の税金は総合課税の対象です。
総合課税は、所得によって税率によって税率が違います。
総合課税の最大税率は、なんと55%です。多額の利益を出した場合、税金もたくさんかかってしまうことになります。
一方、国内FX口座で発生した利益は申告分離課税です。
国内FX口座で発生した利益に対する税率は一律20.315%になります。
総合課税の最低税率は、5%なのであまり大きな利益が発生しない場合に関しては海外FX口座の方が有利になるかもしれません。
しかし、利益が大きくなればなるほど、不利になってしまう事は海外FX口座のデメリットといって良いでしょう。
3.出金拒否の噂がある
海外FX口座の中には、なんと出金拒否をする口座があるという噂が常にあります。
出金拒否とはその名の通り、「口座に入金したお金が出金できなくなる」ということです。
出金拒否なんてされたら怖くてしょうがないですよね。
国内FX口座の場合、この出金拒否の噂は基本的に一切ありません。
もちろん、海外FX口座の場合も一部の業者に出金拒否の噂があるに過ぎません。
しかし、現実に出金拒否する海外FX業者が存在するという事は海外FX口座の大きなデメリットといえるでしょう。
4.スプレッドが広い
海外FX口座のスプレッドは、国内FX口座に比べると広い傾向にあります。
スプレッドが広いという事は、皆さんご存知だと思いますがコストが高いということに他なりません。
誰だって、コストは低い方が良いに決まってますよね?
もちろん、スイングトレードや長期トレードなど、ポジションの保有期間の長いトレードを主体に行っているトレーダーに関してはあまり影響が無いかも知れません。
しかし、スキャルピングやデイトレードなどポジションの保有期間が短く頻繁にエントリーと決済を繰り返すトレードを行っているトレーダーには大きな影響があるでしょう。
いずれにしても、スプレッドが広いという事は海外FX口座の大きなデメリットといえるでしょう。
5.出金に時間がかかることがある
国内FX口座の場合、出金に要する日にちは、営業日の場合だと長くても1日です。
しかし海外FX口座の場合、出金するまでに数日かかる業者もあります。
FXトレーダーの場合、多くの方が、資金効率を優先して取引していると思います。
出金までに時間がかかってしまうという事は、その間新たな投資に回すことができないということを意味するので、資金効率の観点から見ると大きなデメリットといえるでしょう。
6.円での入出金ができない口座もある
大抵の海外FX口座は、円での入出金が可能です。
しかし中には、ドルやユーロにしか対応していない海外FX口座もあるようです。
日本で海外FX口座を利用する方の多くは、日本円での取引を望むでしょう。
日本円で取引できないという事は海外FX口座の大きなデメリットになります。
7.信託保全がないケースがある
海外FX口座の中には、信託保全をしていないケースがあります。
信託保全とは、FXトレーダーがFX会社に入金したお金は、FX会社の固有資産と明確に区分して管理することです。
信託保全を行うことによって、万が一、FX会社が破綻した場合でもトレーダーのお金は返還されます。
国内FX口座の多くは、この信託保全を採用しています。
FX会社が倒産してしまっても、自分のお金は守られるという事はトレーダーにとって大きな安心感になるでしょう。
しかし、海外FX口座の場合、この信託保全をしていない業者も残念ながらあります。
ただでさえ、国内FX口座に比べると知名度が低い海外FX口座を使うのが怖いのに、信託保全すらされていないと聞くと尻込みしてしまう方も多いかも知れませんね。
8.そもそも日本の金融庁公認ではない
残念ながら、日本の金融庁は海外FXを公認していません。
もちろん、他の国では公認されていますが、日本の金融庁は国内FX口座しか口にしていないのです。
金融庁が公認していないからといって海外FX口座が違法というわけではありませんが、なんとなく心配に思われる方もいらっしゃるでしょう。
金融庁の公認ではないからといって実害があるわけではありませんが、心理的に少し不安になるという事は海外FX口座のデメリットといえるでしょう。
まとめ
今回は、海外FX口座のデメリットを中心に説明してきました。
海外FX口座には、国内FX口座にはないハイレバレッジやゼロカットなどたくさんの魅力がある事は事実です。
しかし、海外FX口座にも当然デメリットはあります。
しかも、海外FX口座のデメリットは国内FX口座に比べると多いかもしれません。
この記事を読んだ方の中には海外FX口座の利用を躊躇してしまう方もいらっしゃると思います。
しかし、安心してください。今回書いた海外FX業者のデメリットはあくまで一部の業者のデメリットでもあります。
多くの海外FX会社は誠実に営業しているので、FX取引をする際に大きな支障はないでしょう。
安心して利用できる海外FX業者に関しては以下の記事にまとめていますので参考にしてください。
ぜひ今回の記事で海外FX口座のデメリットについても理解していただき、海外FX口座のメリットを生かす取引をしていただければ幸いです。