VirtueForex(ヴァーチュフォレックス)は、2016年からFXトレーダーにサービスを開始した個人向けの海外FX業者です。元々はFX業者や大口取引を行うトレーダー向きのサービスを展開しており、個人向けのFXトレーダー向けのサービスではありませんでした。
2016年からは知名度が高まってきており、VirtueForexに興味がある方も多くいらっしゃるでしょう。
特に、VirtueForexは「約定率100%、約定スピード0.030秒という約定力の高さ」が際立っており、業界トップクラスの約定力があることで注目を集めています。。
「クリックした瞬間に約定するような感覚」「一瞬で約定する感覚」というように、約定力の高さに関して多くの海外FXトレーダーから称賛が集まっています。
また、「完全NDD方式を採用のため、取引における高い透明性がある」「ゼロカットシステムを採用のため、追証が発生しない」「日本語サポートが充実しており、公式サイトも完全日本語対応」など、VirtueForexで口座開設すると様々なメリットを得ることができるでしょう。
このように、優秀な海外FX業者であるVirtueForexは、リピート率が8割を超えているほどの高い顧客満足度を誇ります。この記事では、VirtueForexの概要について簡単に理解できるようにご紹介していきます。
たった数分で、VirtueForexについて概要を抑えることができるでしょう。
目次
運営会社
VirtueForexは、「Virtue Technology Inc」という会社が運営している海外FX業者です。Virtue Technology Inc社は、2013年にFX(外国証拠金取引)オンラインプラットフォームプロパーとして誕生し、パナマ共和国で法人登録をしています。
また、「世界中のFXトレーダーに対して、ベストプライスを提供すること」を運営目標とし、透明性の高い充実した取引環境の整備に力を入れているようです。先進的・国際的な金融サービスを提供していきたいという心意気が、VirtueForexの公式サイトにも掲載されています。
実際に、高い約定力・高い透明性などを実現しているので、実行力が高いことがお分かりいただけるでしょう。しっかりとした芯を持つ海外FX業者ではありそうですが、「金融ライセンス」は持っているのでしょうか?
金融ライセンス
VirtueForexの公式サイトには、「金融ライセンス番号(AVISO LICENCE):155609612-2-2015-2015-478002の下、パナマ共和国金融当局により規制されています。」と記載されています。
ただ、これは金融ライセンスを取得しているということではありません。あくまでパナマ共和国金融当局に規制されているだけであり、金融ライセンス自体を保有していることにはならないようです。
また、他業者と同様にVirtueForexはJFSA(日本金融庁)の金融ライセンスを取得していません。VirtueForexを始めとした海外FX業者が日本金融庁に登録しないのは、海外FXの魅力である要素が規制されてしまうからです。
たとえば、海外FX業者の魅力である「ハイレバレッジトレード」「追証(いわゆる借金のこと)がない」などのメリットが、日本金融庁の規制によって無くなってしまいます。これは、日本金融庁が「最大レバレッジを25倍に定めている」「ゼロカットシステムを導入しない」というように定めているからです。
このため、VirtueForexに限らず多くの海外FX業者が日本金融庁に登録していません。VirtueForexも日本金融庁から警告を受けている海外FX業者の1つですが、登録しないのにはこのような理由があるのです。
最大レバレッジ
海外FX業者における最大の魅力はハイレバレッジによるトレードですよね。VirtueForexでは、最大「500倍」での資産運用が可能となっています。国内FX業者の最大25倍と比べると、約20倍というレバレッジでのトレードが可能だと言えるでしょう。
また、多くの海外FX業者では口座タイプごとに最大レバレッジが異なってきますが、VirtueForexは口座タイプが1種類のみです。そのため、口座タイプごとにレバレッジ制限がかかる心配がありません。
ただ、海外FX業者では口座残高ごとにレバレッジに制限がかけられることもありますが、VirtueForexの公式サイトではそのような記載もないです。そのため、どれくらいの口座残高でレバレッジ制限がかかるのかだったり、そもそもレバレッジ制限があるのかどうかも不明となっています。
VirtueForexでは例外もあるかもしれませんが、「基本的に500倍でのトレードが可能」というように捉えることができるでしょう。
スプレッド
FXトレードにおける最終的な利益率を高めるためには、取引コストを抑えることも重要なことです。
取引コストを抑えるためには、主に「スプレッド」が重要となってきます。スプレッドが狭くなるほど取引コストを抑えることができ、スプレッドが広くなるほど取引にかかるコストは増えてくるのです。
正直なところ、VirtueForexのスプレッドは狭いとは言えません。特に、「米ドル」「ユーロ円」「ユーロドル」におけるスプレッドが、他者と比べても圧倒的に不利な数値です。
また、VirtueForexは相場が急変した場合、大幅にスプレッドが拡大する恐れもあります。このように、スプレッドに関しては他業者よりもやや広めの印象を受けるでしょう。
インジケーターの種類
VirtueForexでは、「MT4(メタトレーダー4)」を取引プラットフォームとして利用することができます。最新版であるMT5は利用できないものの、MT4は非常に優秀な取引プラットフォームです。
MT5ほどの高い基本性能や早い動作スピードを持たない分、MT4は豊富なインジケーター・EA(自動売買ソフト)を取り扱っています。そのため、MT4を採用しているVirtueForexでは、それぞれのトレーダーに最適なインジケーターを選ぶことができるでしょう。
そして、最適なインジケーターを活用することで、より効果的なFXトレードを行なっていけるようになります。なにより、MT4には優秀なインジケーターが多いです。
それでは、MT4で利用することができる「JPN_Time_SubZero」「old CCFp & alerts」「CustomCandle6」といった、おすすめインジケーターについてご紹介していきます。
1. JPN_Time_SubZero
「JPN_Time_SubZero」を一言でいうと、「MT4・MT5の時間表示を日本語表示にするインジケーター」となるでしょう。MT4やMT5を開くと、基本的には海外FX業者の本社がある国の時間表記となっています。
海外FXを初めて行うトレーダーにとって、「GMT+9」というようにMT4で表示されている時間は違和感があるものです。これは慣れれば大した問題ではありませんが、やはり日本時間で表示されていないことは感覚的に分かりづらいでしょう。
また、MT4には日本時間に設定する機能が搭載されていません。そこで、JPN_Time_SubZeroを導入することで、MT4にも日本時間を表示できるようになるのです。
日本時間を表示できれば感覚的に分かりやすい分析ができるようになるので、非常にオススメなインジケーターだと言えるでしょう。
2. old CCFp & alerts
「old CCFp & alerts」とは、通貨における強弱を表示するインジケーターです。通貨同士には深い相関関係があるため、通貨の強弱を表示して状況を把握することは非常に重要だと言えるでしょう。
old CCFp & alertsを導入することで、通貨強弱がひと目で把握できるようになります。そのため、「FXトレードの精度を今よりも高めたい」というトレーダーの方にオススメなインジケーターです。
3. CustomCandle6
「CustomCandle6」は、MT4で表示中のチャートに上位のローソク足を重ねて表示させることができる分析系のインジケーターです。
現在表示中のチャートと併せて、上位のローソク足を表示させることで、一歩引いた目線で分析することができます。そのため、MT4にCustomCandle6を導入することで、状況把握をより効果的に行えるようになるでしょう。
EA(自動売買ソフト)
VirtueForexでは、自動売買やスキャルピングにおける制限がかけられていません。また、MT4を取引プラットフォームとして採用しているため、VirtueForexでは豊富な種類の中から自分に最適なEA(自動売買ソフト)を選んで使うことができます。
MT4で利用することができるEAには、料金を支払わなければ利用することができないものもありますが、無料で利用するEAも存在します。料金を支払うからといって完全に優秀なEAと決まっているわけでもなく、無料だからといって粗悪なEAだとも限りません。
そのため、自分の運用方法に最適なEAを選ぶことが重要です。そして、自動売買を行うことによって、「感情を挟まずに機械的なトレードを行える」「拘束時間に拘束されない」というメリットを得ることができます。
このため、自動売買は「海外FXは初めて」「仕事で忙しい」というトレーダーの方にオススメです。資産運用をより効率化させるためにも、EA選びにしっかりと注力していきましょう。
マージンコール
VirtueForexでは、証拠金維持率が「120%」を下回った場合に、マージンコールがかかります。多くの海外FX業者では、証拠金維持率が「50~80%」ほどでかかることが多いです。このことから、VirtueForexにおけるマージンコールラインは非常に高い水準だと言えるでしょう。
「マージンコール」とは、トレーダーの証拠金維持率がロスカットラインに近づいてきたことを、トレーダーに伝えるためのシステムです。すなわち、マージンコールはロスカットを避けるための救済システムだとも言えるでしょう。
なぜなら、トレーダーはロスカットされることによって損失分が確定してしまうからです。保有ポジションに含み益があったとしても、ロスカットによって問答無用で決済されてしまいます。
トレーダーは業者からマージンコールが発令されたときに、口座に追加証拠金を入れることでロスカットを事前に防くことができます。そのため、マージンコールはロスカットを避けるために非常に大切なシステムなのです。
ロスカット
VirtueForexでは、証拠金維持率が「100%」を下回った場合に、ロスカットが発動されます。多くの海外FX業者では、証拠金維持率が「20~50%」がロスカットラインとして定められています。
マージンコールラインと同様に、VirtueForexではロスカットラインも他業者と比べて高い水準だということが、よくお分かりいただけるでしょう。ロスカットラインが高いことは、ロスカット後の証拠金が多いというメリットがあります。
ただ、ロスカットラインが高いことは、それだけロスカットさやすいというデメリットでもあるため、一長一短であると言えるでしょう。
そのため、「ハイレバレッジでのトレードをしたい」という方はロスカットラインが低い業者、「堅実なトレードがしたい」という方はロスカットラインが高い業者を選ぶというように、自分に合ったロスカットラインを基準に業者選びをしていくことが大切だと言えるでしょう。
両建て
さらに、VirtueForexでは両建てトレードを行うことも可能となっています。「両建て」とは、同一銘柄における買いポジションと売りポジションを同時に保有することです。
買いと売りのポジションを同時保有することで、「長期投資を行いながら短期投資も行うことができる」「損益を決済せずに固定でき、含み損を利益として得られる可能性がある」といったメリットを得ることができます。
また、両建てを戦略的にトレードに取り入れることで、経済指標発表時のレートが急変する場合に、大きく稼ぐことも可能です。
このように魅力的な両建てトレードですが、多くの海外FX業者では「複数口座における両建て」「他業者との両建て」といった、ゼロカットシステムやボーナスを悪用した両建てトレードは禁止しています。
VirtueForexでは両建てに関する明確なルールを定めていませんが、こういった悪質な両建てトレードは控えておいた方が無難でしょう。海外FX業者では、「出金拒否」「口座凍結」などのペナルティを課せられることもあるからです。
ゼロカットシステム
VirtueForexは、ゼロカットシステムを採用している海外FX業者の1つです。「ゼロカットシステム」とは、マイナス分の損失を業者が肩代わりをし、口座残高を0に戻してくれるシステムのことを指します。
ゼロカットシステムを採用している海外FX業者では追証が発生しなくなることが、海外FXの大きなメリットだと言えるでしょう。国内FX業者ではゼロカットシステムを採用することができないため、最悪の場合は多額の借金を抱えてしまうこともあります。
一方、VirtueForexを始めとした海外FX業者では、資産以上の損失が発生することがありません。そのため、海外FXでは思い切ったトレードがしやすくなるのです。
取引手数料
VirtueForexにおける取引手数料は無料となっています。前項でお伝えしたとおり、VirtueForexはスプレッドが多少広めとなっていますが、その分全ての通貨ペアにおける取引手数料が無料です。
そのため、スプレッドが狭めの通貨ペアをトレードする際は、取引コストを大きく抑えることもできるでしょう。
入金手段
VirtueForexでは、以下の入金方法を行うことができます。
- クレジットカード
- Bitcoin
- イーサリアム
- 国内銀行送金
- 海外銀行送金
これら5種類の入金方法を選ぶことができるため、VirtueForexは豊富な種類の入金方法を取り揃えていることがお分かりいただけるでしょう。それでは、出金方法にはどのような種類があるでしょうか?
出金手段
VirtueForexで利用できる出金方法は、「海外銀行送金のみ」です。入金方法が豊富だったため、出金方法における種類の少なさに驚かれたと思います。
そのため、VirtueForexの出金における自由度は極めて低いと言えるでしょう。
ボーナス・キャンペーン
海外FX業者における魅力の1つとして、「豪華なボーナスキャンペーン」を実施しているという要素が挙げられると思います。トレーダーの中には「もらったボーナスを有効的に活用していきたい」というように意気込まれている方も、多くいらっしゃることでしょう。
しかし、海外FX業者であるVirtueForexでは、ボーナスキャンペーンを一切実施していません。そのため、元手の資金だけを工夫して利益率を高めていかなければならないのです。
このように、ボーナスを目当てに海外FX業者でFXトレードをするという方は、VirtueForexだと物足りない思いをしてしまうでしょう。
各種手数料
VirtueForexにおける各種手数料は、以下のとおりとなっています。
- 取引手数料:無料
- 口座維持料:記載情報なし
- 入金手数料:Bitcoin・イーサリアム・海外銀行送金の入金は無料
- 出金手数料:有料(35ドル相当の手数料と併せて、金融機関側で手数料が発生する)
このように入金手数料に関しては、Bitcoinとイーサリアムといった仮想通貨における入金は無料となっています。
ただ、Bitcoin・イーサリアム送金の仕組み上、マイナーへの報酬として手数料が発生することがあります。さらに、海外銀行送金でも基本的に入金手数料を徴収していませんが、金融機関側で送金手数料が発生するため、全ての入金方法において手数料は完璧に無料というわけではありません。
また、国内銀行送金入金には手数料として「4,500円」と別途銀行側の振込手数料が発生し、クレジットカード入金にはカード決済システム使用料として「8%」の手数料が課せられます。
VirtueForexにおける各種手数料は正直なところ、海外FX業者の中では比較的高めだと言えるでしょう。
取引時間
VirtueForexの夏時間・冬時間における各取引時間は、以下のとおりです。
- 日本夏時間:月曜日06:05~土曜日06:00
- 日本冬時間:月曜日07:05~土曜日07:00
このように、夏時間と冬時間では、営業開始時間と営業終了時間が1時間ずつずれているので注意が必要です。また、ロールオーバー(未決済のポジションを翌営業日まで持ち越すこと)は、夏06:00、冬07:00となっています。
日本語サポート
はじめににお伝えしたとおり、VirtueForexは日本語によるサポートが24時間365日可能と充実しており、公式サイトも完全日本語対応となっている海外FX業者です。
VirtueForexの公式サイトには「ヘルプセンター」という、トレーダーの悩みを解決するページが用意されています。ヘルプセンターでは、以下のような問題を解決することが可能です。
- MT4の操作・口座番号が分からない
- ログイン方法が分からない
- 入金・出金・資金移動方法が分からない
- 本人確認書類の提出日
など
また、VirtueForexの公式サイトの「お問い合わせフォーム」では、ヘルプセンターで解決できないことを相談することができます。名前・メールアドレス・MT4口座番号・問い合わせ内容の必要事項を入力し、あとはサポートからの返答を待つだけです。
さらに、公式サイトからLINEアカウントを登録することで、日本語チャットサポートを受けることもできます。VirtueForexはこのように日本語サポートが充実しているため、海外FXが初めての方でも比較的安心してトレードを行なっていくことができるでしょう。
評判や口コミ
海外FX業者を実際に利用しているトレーダーからの口コミは、非常に気になる部分ですよね。VirtueForexにおける良い評判としては、以下のようなことが挙げられています。
- 日本語サポートが丁寧の上、公式サイトが完全日本語対応になっている
- LINEを活用したサポートがあることが嬉しい
- アフィリエイトを手軽に得ることができる
- ゼロカットシステムを採用しており追証が発生しないため、思い切ったトレードができる
- サービスを開始したばかりの頃よりも、海外FX業者として信頼できる業者になった
- 約定率が100%で約定スピード0.030秒というように、たしかに約定力が高い
- 完全NDD方式を採用しているため、比較的安心してトレードを行える
一方、VirtueForexにおける批判的な口コミとしては、以下のようなことが挙げられています。
- 金融ライセンスを取得していため、海外FX業者としての信頼性が低い
- VirtueForexの運営会社である「Virtue Technology Inc」の実態がよくつかめない
- スプレッドが広い・スプレッド拡大が激しいため、取引コストを抑えることが難しい
- ロスカットラインが国内FX業者と同様に100%と高い
- 情報系・教育コンテンツを一切取り扱っていない
- bitwalletやSTICPAYなどのオンラインウォレットに対応していない
- ボーナスキャンペーンを実施していない
VirtueForexには高い約定力や充実した日本語サポートなどの優れた部分もありますが、実際のところは批判的な口コミが多い傾向が見られました。運営会社の実態が曖昧なところや、金融ライセンスを取得していないということが、海外FX業者における信頼性の確保において難点となっているようです。
まとめ
批判的な意見も目立つものの、VirtueForexは高いリピート率・業界トップクラスの高い約定力・充実したサポートなど、様々な魅力がある海外FX業者だと言えるでしょう。