『海外FXって日本語通じなさそうだし、なんだか不安……』
『海外FXってリスクが高いって聞いたけど本当に大丈夫?』
このように、海外FXにちょっと興味があるけど、怖いイメージを抱えている方も多いのではないでしょうか。しかし、そんな不安も海外FXのことをきちんと理解することで解消することができます。
この記事では、海外FXのメリットとデメリットを1つ1つ紹介していきます。海外FXに興味がある方、国内FXとの違いを知りたい方はぜひ最後までご覧ください。
目次
海外FXのメリット
高いレバレッジ
高いレバレッジは海外FX最大の魅力
海外FXは最高レバレッジが100~3,000倍と、最大25倍に制限されている国内FXよりも格段に高いという特徴があります。
例えば、1万円の自己資金に対して1,000倍のレバレッジをかけるとすると、1,000万円の取引が可能になります。これに対して、国内FXでは最大レバレッジは25倍なので、25万円の取引にとどまることになります。
そのため、海外FXは初心者でも少ない資金から取引が始められるのです。
ゼロカットだから相場の急変にも安心
海外FX特有のゼロカットシステム
ゼロカットシステムとは、自分が口座に入金した額以上の損害は負うことがないという制度です。だから、海外FXでは思いきった投資が可能となります。
逆に、国内FXには法律上そのようなシステムがありません。通常は証拠金をある程度下回ると「強制ロスカット」となって自動決済され、それ以上の損害は被らないのですが、、、
怖いのは、為替相場が急落してしまった時。例えば、1ドル110円からいきなり107円になってしまった場合、強制ロスカットが追い付かずに損失額が大きくなってしまうのです。
そのマイナス分を業者から請求されることを、「追証(おいしょう)」といいます。
この追証が海外FXにはないので、国内FXよりも思い切った取引ができるというわけです。
世界共通の取引ツールMT4
多くの海外FX業者が採用するMT4は使い勝手も◎
MT4は、世界で最も使われているFXの取引ツールで、2005年に開発された後、今なお圧倒的人気を誇っています。
MT4がこのように世界に普及している理由は、トレーダーがチャート分析プログラムであるインジケーターなどを自ら開発でき、しかも誰でもそれが使える点です。さらに、自分が使いやすいようにカスタマイズできるのも嬉しいところです。
加えて、MT4は多くの海外FX業者が採用しているので、業者を乗り換えたり、複数の業者を使っていたりしても、スムーズに取引できます。
これに対して、各業者が独自の取引ツールを採用する国内FXでは、業者を移行すると、1からツールの扱いを覚え直さなさないといけないという煩わしさがあります。
豪華なボーナスはトレーダーの強い味方
いろいろなボーナスは取引に使える
いろいろなボーナスがあるのも海外FXの魅力の一つ。例えば、口座を開設すると3000円分のボーナスがもらえたり、口座に入金すると100%のボーナスがもらえたりするのです。
そして、これらのボーナスは取引にも利用することができます。したがって、ボーナスを運用する際にはノーリスクで利益を狙うということになるのです。すごいですね。
どのようなボーナスが用意されているかは、それぞれの海外FX業者によって異なります。下記のページでは、海外FX業者の口座を開設しただけでもらえるボーナスをランキング形式でまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
海外FXのデメリット
日本語サポートが弱い業者も
日本語サポートの内容は業者によって異なる
各業者が、電話やメール、チャットでの対応を行っており、日本語での対応を行っている所も多いです。
ただ業者によっては、チャットは行っていなかったり、営業時間がバラバラだったりするので、気になる業者には事前に直接問い合わせてみてサポートの充実度を図ってみることをお勧めします。
スプレッドが広い
多くの海外FX業者では変動制のスプレッドが採用されていて、その相場も1.0~2.0銭と、国内FXの相場(0.3~0.5銭)よりもかなり高くなっています。
出金手数料が高い
出金コストを抑えられる方法を採用する業者も
海外FXの口座から出金する場合、手数料が高くなる場合があります。これは、海外送金について銀行が徴収するもので、数千円単位に及びます。しかし最近では海外FXも、国際決済サービスや仮想通貨など様々な出金方法を用意しており、中には出金コストを抑えらえるものもあります。
この点も業者選びの基準にしていただければと思います。
利益にかかる税金が高くなることも
利益が小さい場合は海外FXの方が有利
FX取引で得た利益に対してかかる税率は、海外FXと国内FXとで異なります。海外FXでは所得金額が増えるに従って税率も大きくなる累進課税。これに対して、国内FXでは所得金額に関係なく20%と一定の課税率となります。
ですから、大きな利益を得た場合は海外FXの場合の方が税率が大きくなることになります。一方で、利益が小さい場合は海外FXの税率は20%以下と国内FXの税率よりも小さくなるのです。大きな利益が狙いにくい初心者には海外FXの方が有利かもしれません。
また、海外FXの高いレバレッジを利用して少額資金で取引した場合は、たとえ税率が大きくても海外FXの方が最終的に大きく儲けることができる場合もあります。
破綻した時の保証が薄い業者も
海外FXは業者によって資産保証基準が違う
日本の金融庁に登録している国内FX業者には、万が一経営破綻した際には顧客の資産を全額返金する「信託保全」が義務付けられています。
一方で、海外FX業者にはそのような義務がありません。
しかし、海外FX業者の多くは金融ライセンスを各国で得ており、それによっては資産保証基準が定められていることもあります。
つまり、信用の高い金融ライセンスを保有する海外FX業者を選ぶことが、自己資金を守ることになります。ここは注意深くチェックしましょう。
分散管理はマスト!悪質業者に要注意
分散管理とは、業者の資産と顧客の資産をきちんと分けて管理運営することで、日本の金融庁に登録する国内FX業者には義務付けられています。
海外FXも、優良な業者は当然分散管理を行っています。逆にこれを行っていない業者は、経営状態が良くなく、出金に時間がかかってしまうことも。
分散管理している業者をマストで選びましょう。
まとめ
ここまで、海外FXのメリットとデメリットを紹介してきました。
高いレバレッジを利用して少ない資金から大きな利益を狙える海外FXですが、デメリットもいくつかありましたね。でも、これらのデメリットについても、日本語サポートや出金手数料、資産保証などは、しっかりとした海外FX業者を選ぶことで解決することができます。
ですから、これらのことを踏まえて、安心して取引できる海外FX業者を選びましょう。